サッカーの「バキュームクリーナー」金南一(キム・ナムイル、26、全南)が、オランダ1部リーグ、フェイエノールトのロッテルダムで宋鍾国(ソン・ジョングク、23)と一緒に活躍することになった。
英プレミアリーグへの進出が流れて16日に帰国した金南一は、18日夜、フェイエノールトから「6ヵ月のレンタル移籍の後、完全移籍という条件で、契約しよう」という連絡を受け、19日に出国した。
金南一は、出国の前に「急なことなので、まだ実感がないが、自信はある。宋鍾国と親しいので、いろいろサポートしてもらえると思う」と述べた。
金南一は、スペインで合宿訓練をしているフェイエノールト選手団がオランダに帰ってくる22日まで、2軍でコンディション調節に励み、メディカルテストを受ける予定。
現在、金南一の入団条件は、「レンタル後移籍」という以外に、何も確定していないが、全南の朴カンフン事務局長は、PSVアイントホーフェンに同じ形で進出した李栄杓(イ・ヨンピョ)と同じレベルの条件になるものとみている。李栄杓は、レンタル移籍料35万ドルに6ヵ月間25万ドルをもらい、完全移籍が決まると、3年間移籍料170万ドルに年収50万ドル、インセンティブ25万ドルを受け取ることになっている。
金南一の電撃的なフェイエノールト入団は、球団のアジアマーケティング強化戦略の一環であるという分析もある。ライバルチームのアイントホーフェンが朴智星(パク・チソン)と李栄杓を獲得したのに対し、フェイエノールトは宋鍾国と金南一のカードで対抗しているというのだ。これで韓国は、2002年W杯以降、オランダに計4人の選手を進出させることになった。
梁鍾久 yjongk@donga.com





