米紙ワシントンポスト(WP)は、20の海外支局、25人の特派員から送られてくる記事と政治記事の中から12件を選び、ウォールストリートジャーナル(WSJ)に無料で提供し、WSJはこの中から2〜4件をWSJの欧州版とアジア版に掲載する予定。だが、両紙がライバル関係であることを考慮し、WSJがWPの特ダネ記事をコピーしないことを決める「紳士協定」を結んでいる。
WPは、昨年10月に、インターナショナル・ヘラルドト・リビューン(IHT)の持ち分50%を6500万ドルでニューヨークタイムズ(NYT)に売却した後、海外市場への再進出に向けた活路を模索してきた。
当時、WPのドナルド・グラハム会長は、NYTから、IHTの持ち分を引き渡さなければ、IHTに代わる新聞を創刊したいとの最後通牒を受け、「途方もなく戸惑い悲しかったが、他に選択の余地がなかった」と話した。パリを本拠地とするIHTは、60年代にグラハム家とNYTのサルツバーガー家が共同で買収して以降、30年以上にわたって、両社の記事をともに掲載し、両家の友情を象徴する媒体だった。同時に、WPとしては、NYTと同じレベルの新聞という宣伝効果を得てきた。
WPの主筆レオナルド・ダウニ・ジュニア氏は、「IHTの持ち分を売却した直後から、WSJと接触し交渉を繰り広げてきた」、「今回の契約で、世界中の読者に記事を提供する機会を得た」と語った。WSJのポール・スタイガー編集局長は、「米国最多の150人の海外特派員を派遣しているWSJとしては、ささやかではあるが有意義なサポートを受けることになった」と評価した。
WSJは、昨年、アジア版と欧州版の広告収入が、それぞれ31%、27%減少するなど、苦戦しており、WPとの提携を思いがけない援軍として受け止めている様子。
一方、NYTは17日、両社の提携を短く報じ、「海外の英語読者をめぐって、WSJとIHT、フィナンシャルタイムズ紙(FT)、3社の間で販売部数競争が行われている」と伝えた。
洪銀澤 euntack@donga.com






