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延世大、「金大中図書館」設立へ 名称めぐり論争も

延世大、「金大中図書館」設立へ 名称めぐり論争も

Posted January. 17, 2003 22:46,   

延世(ヨンセ)大学は17日、金大中(キム・デジュン)大統領が設立したシンクタンク「アジア太平洋平和財団」が寄贈する建物や所蔵資料をもとに「金大中図書館(Kim Dae Jung Presidential Library)」を設立すると発表した。

金雨植(キム・ウシク)学長は同日午前10時、同校本館の小会議室で記者会見し、「韓国で初めて大統領の名前を付けた図書館を設立する」と発表した。

アジア太平洋平和財団は当初、図書館の名称を英語だけで表記し「Presidential(大統領の)」を入れることを求めたが、同校は李承晩(イ・スンマン)元大統領の資料館である「雲南(ウンナム)資料館」の例を挙げ、「大統領」という表現をハングル表記には入れず、英語表記にだけ入れることにした。

同校はソウル麻浦区東橋洞(マポク・トンギョドン)にある同財団の建物(敷地367坪、地下3階、地上5階)や済州道北済州郡涯月邑(チェジュド・プクチェジュグン・エウォルウプ)の林野8045坪など時価160億ウォン相当の不動産のほか、同財団が所蔵している研究資料、金大統領が大統領に就任するまでの関連資料の寄贈を受ける。同校は同財団が企業(キオプ)銀行から借りた20億ウォンの負債も受け継ぐ。

同校は近く運営委員会を立ち上げ「金大中図書館」の運営案をまとめ、年内にも開館したいとしている。また、金大統領が退任後、自由に研究活動を行えるよう、図書館に研究室を提供する計画だ。

「金大中図書館」の設立計画を受けて、同校関係者や卒業生らは「任期も終わっていない大統領の名前を取って図書館を建てるのは大学の政治的中立という観点から問題がある」との見解を示した。

匿名を条件に某教授(51)は「正式に発表する前に、もう少し慎重に考えるべきだった。大学と大統領の政治的関わりを連想させるようなことが、大学の発展のためになるかどうか疑問だ」と語った。

大学本部の関係者も「正直言って金大統領の名前を付けるのは延世大学としても負担に感じる。内外で敏感な反応を見せているが、時間を持って世論が静まるのを待つしかない」と述べた。

一方、金学長は記者の質問に対して「名称はアジア太平洋平和財団と延世大学が話し合って決めた。(名称より)図書館の学術的研究や学問の発展という目的がより大切だ」と語った。

社会科学学部の金某教授(49)は「名前が何であれ、この図書館が韓国の現代政治学だけでなく経済、社会、文化など多様な分野の学問研究に大きく役立つと思う」と話した。



閔東龍 mindy@donga.com