
「韓国人初のNBA入りを目指して」
パン・ソンユン(21、延世大)は大きな夢を持っている。パンは高校生で早くも韓国代表に選ばれた有望株。昨年10月釜山(プサン)アジア大会で大学生としては唯一代表に選ばれ、20年ぶりに韓国に銀メダルをもたらした。母校の延世大学が昨年のMBC杯を手始めに4大会連続優勝を果すなど最盛期を迎えているのもパン・ソンユンがいたからといっても過言ではない。
身長1メートル95センチに100キロを超えるごっつい体格は、ヒョン・ジュヨプ(尚武)を思い浮かばせる。そのうえ小学校の6年間、テコンドーを習ったため、柔軟性や瞬発力にも優れている。パワーあふれるドライブインや柔軟性が欠かせないリバウンド、広い視野などプレーするスタイルもヒョンに似ている。パンの持ち味は何といっても正確なシュート。2点シュートの成功率が80%に上り、3点シュート成功率も60%台。センター、ガード、フォワードなどあらゆるポジションを消化できる。
こんなパンだから、彼の周りにはいつも多くのファンがいる。また、ほかのチームの監督も関心を示している。
しかし、パンの目標は韓国での活躍だけではない。きら星のような先輩もまだ一度も経験したことのないNBA(米プロバスケットボール)進出がそれだ。「バスケの天才」許載(ホ・ジェ、TGエクサーズ)もソ・ジャンフン(三星サンダーズ)もヒョン・ジュヨプもあきらめざるを得なかった夢だ。
可能性も少なくはない。90年代の全盛期をすぎて下り坂にかかっているNBAが、最近外国の選手にもオープンになっており、実力さえあればNBAも決して越えられない壁ではない。中国出身でNBA進出に成功した王治シツ、巴特爾、姚明が代表的な例だ。
問題は相対的に不利な体力や身長をどれだけカバーできるかだ。これについて韓国のバスケットボール関係者はすでに検証は終わっていると話した。
大韓バスケットボール協会のパク・ハン専務は「パンは最近まれにみるスーパー選手」と評価した。パク専務は「パンはアウトサイドからのシュートやインサイドプレー、一対一での能力など攻撃面で必要な能力をすべて備えている。スピードを補強し2〜3年経験を積めば、米進出も難しくはない」と語った。
延世大のキム・ナムギ監督は「パンがNBAに進出する場合、シューティングガードとしてプレーするのが有利だ。可能性を確認し機会を与えるため、今年の夏、米国でのキャンプに参加させる計画だ」と述べた。
金尙浩 hyangsan@donga.com






