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米「イラクは重大な国連決議違反」と指摘

Posted December. 20, 2002 22:35,   

米国は、イラクが国連決議に対して「重大な違反(material breach)」を犯していると宣言した。

米国のジョン・ネグロポンテ国連大使は19日、国連本部で、イラクが国連に提出した大量破壊兵器(WMD)保有実態の申告書について「これまでの非協力、記載漏れ、欺まんがそのままであり、国連決議(1441号)に対して『重大な違反』を犯している」と述べた。

パウエル米国務長官も同日の記者会見で、「イラクは、武装解除決議に明らかに違反した。イラクが2万6000リットルの炭そ菌を保有しているという98年の査察団の報告について、なんの言及もしていない」と具体的な例をあげた。

さらに、今後の措置について「日を決めはしないが、世界が永遠に待つわけではない」と警告した。

またパウエル長官は、国連査察団に、イラクの外でイラクの兵器開発計画にかかわった科学者らに会って話を聞かなければならないと強調した。

米国が「重大な違反」を宣言したことで、イラク戦は事実上開戦時期を残すだけとなった。しかし米国は、戦争の大義名分を積んで、より有利な戦争の環境づくりのために、イラク戦を急がない模様であると分析されている。

時事週刊誌タイムは、最近の世論調査の結果、米国人回答者の66%が、大量破壊兵器生産の証拠が得られない場合、イラク侵攻に反対すると答え、まだ戦争突入の時期が熟していないことを示唆した。

また、ライド・マイアス前米統合参謀本部議長は最近、記者会見で、イラクとの戦争は「決してたやすいことではない」と強調した。

イラクのフセイン大統領が、生物化学兵器の使用を指示したり、湾岸戦争当時のように、油井を燃やすなどの自害作戦に出るほか、市街戦で戦う場合に備えて、米軍は被害を最小化する対策を講じなければならない。さらに、イラクがアルカイダなどのテロ組織と手を結ぶ場合にも備えなければならない。

米国は現在、ペルシア湾に配備中の5万人のほかにも、来年1月までに5万人を追加投入する計画だ。さらに、英国などの同盟国の兵力も、大量投入されるものとみられる。最近、米軍兵士に対して天然痘の予防接種を指示したのも、テロに備えるためだ。

イラクのアミール・アル・サディ大統領科学担当補佐官は、「重大な違反」宣言に対して、「米国と英国は、根拠のない主張をせず、証拠をひとつでも出せ」と、19日反論した。



權基太 kkt@donga.com