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「ごくろうさん」選挙違反監視ボランティア、サイバー監視の警察官

「ごくろうさん」選挙違反監視ボランティア、サイバー監視の警察官

Posted December. 19, 2002 21:51,   

見えない所で黙々と働いた「普通の人々」が今回の大統領選挙を成功に導いた。全国の数万人に上るボランティアメンバーと選挙関連事務の従事者らがその主人公。公正で成熟した「選挙文化」を創り上げるため、最後まで全力を尽くした3人の所感を聞いてみた。

ソウル銅雀区(ドンジャクグ)に住む林鍾燮(イム・ジョンソッブ、51)氏。同氏は、昼食代をはじめ交通費まで自分でまかない、選挙監視活動を繰り広げたボランティアメンバーだ。

林氏は、町の人々から「大統領選関連の集いがある」という情報を提供されるたびに、仲間のボランティアメンバーらとともに現場に駆け付けた。違法な選挙を監視し、選挙参加への署名運動を行うためだった。

投票日が迫るにつれ、同氏は毎日24時間を選挙監視活動にあてた。

ボランティアメンバーからなる「銅雀区の正しい選挙の会」を作り、4年連続して選挙監視活動を繰り広げている林氏は「市民監視者が増え続けているために正しい選挙文化が定着しつつあり、その結果、さらに良い政治を『贈り物』として得られるだろう」と述べた。

市民団体「公明選挙実戦市民運動協議会議」の徐僖𨯁(ソ・ヒギョン、29、女性)部長は、ここ2カ月間、投票への参加を呼びかける街頭キャンペーンを行った。気温が氷点下まで落ちて、手と足が凍り付き、口元を動かすのさえ苦しかったが、1日おきに行われたキャンペーンには必ず参加した。

無関心な有権者らを説得できるアイディアをしぼるのに苦心し、人々の視線を集めるための各種の小道具を作るのにほぼ毎日のように徹夜で作業した。

徐部長はとくに、ホームレスらを投票に参加させることに力を注いだ。食べていくことで精いっぱいのホームレスらにとって、投票は他人ごと。

しかし、徐部長が説得し続けたため、ホームレスらは「幸せだった」時代を思い出しながら、投票への参加を約束した。不在者投票を申請したホームレスは、全国でおよそ100人。徐部長は「多い数字ではないが、社会に対する所属感を感じ、新しい生き方への希望を持つようになったことに意味がある」と話した。

一方、警察庁サイバーテロ対応センターの権善永(クォン・ソンヨン、32)班長もやはり、ここ2カ月間、目が回るほど忙しい日々を送った。インターネット上で行われた「サイバー違法選挙」を摘発するためだった。

権班長の「戦闘地域」は、机の上にある2台のコンピューター。モニターを通じて数え切れない諸サイトを検討し、宣伝、ひぼう、違法選挙を摘発した。選挙が差し迫るにつれ、中傷合戦はさらに激しくなった。1日40件を摘発した日もあった。選挙管理委員会が依頼した違法・不法についても確認捜査を行わなければならなかった。勤務時間は午前5時から夜の12時まで。

権班長は「それでも時間が足りないようです。もっと厳しい監視を行うべきだったのに...」と残念がった。

20002年の第16代大統領選の「功臣」は、一様に口をそろえた。「次回の選挙では、さらに頑張って、公正で清い選挙文化を作るのに努力したいと思います」。



孫曉林 aryssong@donga.com