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キッシンジャー氏、同時多発テロ究明委員長に就任

キッシンジャー氏、同時多発テロ究明委員長に就任

Posted November. 28, 2002 23:29,   

米国の外交で最もめだった経歴を残した人物の1人、ヘンリー・キッシンジャー元国務長官(79)がワシントンに復帰した。

ブッシュ米大統領は、27日、同時多発テロの真相を究明する10人の特別委員会設置法案に署名し、委員長にキッシンジャー元国務長官を任命した。共和党と民主党の委員が5人ずつ参加する特別委員会は、行政府内の誰でも召還、調査できる独立した権限を行使して、なぜ米国が同時多発テロを防げなかったのか、また類似事件を防ぐためには、どのような対策が必要なのかなどを、今後1年半かけて調査する。

キッシンジャー元国務長官は「同時多発テロの状況と事実関係を調査する超党派委員会の長となったことが誇らしい。我々は事実に向かって進む」と述べた。キッシンジャー元国務長官は、同時多発テロの直後、ニューヨークへの訪問客が大幅に減ると、ジュリアーニ元ニューヨーク市長とともにニューヨークの広報広告に出演していた。

キッシンジャー元国務長官の経歴は、冷戦からデタントに移る過程の米外交と離して語ることはできない。 彼はハーバード大学教授として米外交委員会(CFR)に関与してきた50年代末から、著名な外交安保専門家として注目されはじめた。そしてアイゼンハワー、ケネディー、ジョンソン大統領時代に、国家安保会議と国務省顧問を経て、1973年から1977年までニクソン大統領とフォード大統領のもとで国務長官を務めた。1973年〜1975年には国家安保補佐官を兼任した。

またベトナム戦終戦協定に貢献した功労を認められ、1973年ベトナムの交渉代表とともにノーベル平和賞も受賞した。また米中関係の契機を作り、中東平和交渉にも深くかかわってきた。反面、その野心的な性格で周辺の人々と摩擦を起こした。



韓起興 eligius@donga.com