Go to contents

[オピニオン]女性Top Gun

Posted September. 27, 2002 23:03,   

「ジーアイ(GI)ジェーン」は、女性将校の活躍像を描いた米国映画である。デミー・ムーアがヒロインを演じたこの映画は、米海軍情報局の女性中尉が特殊部隊の訓練を受ける過程をリアルに描いている。主人公は、同僚の男たちも耐え難い厳しい訓練過程を成功裏に通過する。伝統的に男だけが志願し、さらにその6割が訓練過程で脱落するとされる最高の精鋭部隊で、女性のジェーンが最後まで生き残ったのだ。主人公は、男の同僚をはるかに上回る実力と器量で彼らを圧倒した。にもかかわらず、湾岸戦争への参戦を希望する彼女の望みは退けられる。

◆わが国初の女性戦闘機パイロット3人、輸送機パイロット2人が誕生した。男のパイロット候補同様、厳しく過酷な地獄訓練コースを耐え抜いたということだ。訓練中の彼女らに会った親族や友人たちは、映画「GIジェーン」を話題にしながら、あきらめないよう励ましたと言われる。当初、パイロット課程に選ばれた女子学生は合せて12人だったが、小中高等課程を経るうちに多くが脱落した。それだけ抜群の身体条件と器量が求められ、強い意志の持ち主でなければならなかった。この課程を全て通過するのに掛かった時間は1年9ヵ月。パイロット養成費用は、一人当り11億ウォンくらいだったとか。

◆空軍によると、女性は空間知覚能力と環境適応能力が初めのころは男性に比べて多少遅いものの、時間が経つにつれて、その差はほとんどなくなるところまで上がってくるといわれる。むしろ、男性に比べて繊細な上に集中力も優れ、それがメリットとして働く側面も多いと説明している。今回、戦闘機パイロットとなった5人の女性のうち一人は、空の上を一人で飛んでいる際、目の下に広がる青い海と小さな船、そしてきれいな雲を見つけた時の感動が忘れられないと話している。「大空は我々に、あらゆる本以上のことを教えてくれる」と説いた、パイロット出身フランス人作家サン・テグジュべリの、飛行論を思い起こさせる。

◆女軍と言えば、かつては看護将校か、オフィスでタイピングをする姿を想像するのがやっとだった。ところが、時代は変わった。正規の士官学校出身の将校もいれば、最前線に駐留する部隊の小隊長もいる。そのうえ、戦闘機パイロットまで輩出したことで「どんなに優秀でも女性はノー」とされていた軍隊での男性優越主義は、色あせていくだろう。女性初の戦闘機パイロットたちは、F5戦闘機を使って戦闘力を高めた後、戦闘飛行大隊に配属され、祖国の領空を守ることになる。以後2年間、戦闘飛行任務の遂行能力に応じて、F16など高性能機の搭乗が決まる。5人はいずれも、最優秀パイロットのトップガン(Top Gun)を目指して、さらに実力をみがきたいとの夢を語った。彼女たちの夢も必ずかなえられることだろう。

宋煐彦(ソン・ヨンオン)論説委員 youngeon@donga.com