3000万人にのぼる秋夕(チュソク・旧盆)の帰省客の移動が始まった。
秋夕連休前日の19日午前から、全国の高速バスターミナル、駅、空港などには、きれいに着こなし、手に贈り物などを持った帰省客らの行列が続いた。
韓国道路公社は、全国で291万3000台の車両が高速道路を利用して帰郷するものと見込んでいる。道路公社は18日の31万3000台に続き、19日は30万台の車両がソウルから出るものとみている。
ソウル瑞草区盤浦洞(ソチョグ・パンポドン)にある江南(カンナム)高速バスターミナルでは、午前中から切符売り場ごとに40人以上が列を作るなど混み合った。
ソウル高速バスターミナルは普段6975台が発着しているが、19日は892台を追加投入した。
高速道路は19日午前11時から、渋滞が始まった。京釜線(キョンブソン)釜山(プサン)方向の清州(チョンジュ)〜ジュクアム休憩所16キロの区間と、板橋(パンギョ)〜器興(ギフン)21キロの区間、西海岸線(ソヘアンソン)木浦(モクポ)方向のウンサントンネル〜ヘミ8キロの区間、嶺東線(ヨンドンソン)江陵(カンヌン)方向のマソン〜竜仁(ヨンイン)休憩所7キロの区間では、午後ずっと渋滞状態だった。
道路公社は、ソウル〜釜山9時間、ソウル〜光州(クァンジュ)9時間半、ソウル〜大田(テジョン)は4時間半かかるだろうとしている。
ソウル駅は19日、臨時列車30本、194両を投入したが、やはり売り切れになった。鉄道庁は、全国で74本・492両の 客車を臨時投入したが、座席はすべて売り切れとなり、残りの深夜の立席(座席なしの乗車券)チケットや返還されたキップを得ようとする人々で、各駅が混み合った。
鉄道庁は19日は13万人が列車でソウルを抜け出たものとみている。
一方、国内の空の便は、すべての路線の予約が完了したが、各航空会社には、航空券を買えなかった帰省客らが予約の取り消し分を問い合わせる電話が殺到した。






