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北朝鮮選手団ソウル入り「サッカーボールに統一の念願を託す」

北朝鮮選手団ソウル入り「サッカーボールに統一の念願を託す」

Posted September. 05, 2002 21:34,   

12年ぶりに彼らがきた。

7日、ソウル尚岩(サンアム)ワールドカップ(W杯)スタジアムで開かれる「2002南北統一サッカーゲーム」に参加する朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮のサッカー代表チームが、5日午後3時50分、高麗(コリョ)航空815便で韓国入りした。

北朝鮮サッカー協会の李クァングン委員長を団長とした北朝鮮選手団49人は、午後2時50分、平壌(ピョンヤン)の順安(スンアン)空港を出発し、平壌〜ソウル間の直航空路で仁川(インチョン)空港に無事到着した。

北朝鮮選手団は、李団長と金ジョンマン副団長、役員15人、記者6人、李ジョンマン監督とコーチ5人、選手21人からなっている。北朝鮮サッカー代表チームが韓国を訪れたのは、1990年10月、ソウルで開かれた南北統一サッカーゲーム以来12年ぶり。

北朝鮮選手団は、空港に到着した後VIP室に移動し、欧州−コリア財団の朴槿恵(パク・クンヘ)理事の歓迎の言葉を聞き、李団長が到着声明を発表した後、歓迎行事に参加した。

李団長は到着声明で「北の選手団は、サッカーボールに統一の念願を託して民族の和解と団結の熱気をさらに高めていくために、一生懸命走ると思う」と述べた。

約50分間の到着レセプションと歓迎行事を終えた北朝鮮選手団は、直ちにソウルの新羅(シルラ)ホテルに移動し荷物を整理した後、欧州−コリア財団主催の歓迎会に出席した。選手団は、6日午前は12年ぶりに開かれる統一サッカー競技で善戦するための適応訓練を行う。午前10時、ホテルを出発し、坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンターで戦術訓練を実施し、午後3時30分、ソウルワールドカップスタジアムに移動して公開練習を行う。

北朝鮮選手団は、競技当日の7日は特別な日程なしに午後7時から行われる親善試合に参加する予定で、8日は午前中、景福宮(キョンボククン)を観光し、新羅ホテルでの昼食会に参加した後、午後5時、仁川空港から北朝鮮に帰る。



梁鍾久 gdt@donga.com yjongk@donga.com