電子業界が半製品技術を強化している。
21世紀には単に完成品を組み立てる会社より、核心部品を作る技術力を有する会社が生き残るという認識が広がっていることを受け、各電子メーカーは半製品技術力の確保に力を入れている。
三星(サムスン)電子の代表的な半製品は、DVDプレイヤーに使われる光ピックアップ装置。DVDプレイヤーには、互いに波長が異なるDVDとCDのデータ情報を読み取るために2つのレーザーダイオード(LD)が必要だ。三星電子は1つのLDで2つの波長が読み取れるようにした。
三星電子の金ヨンハン首席研究員は「部品数が減少したため不良率が下がり、価格競争力が強化された。この技術力のおかげで相手先ブランドによる生産(OEM)方式の注文が増えている」と語った。
カメラを生産している三星テクワンで最近言われているのは、日本のソニーやキャノンのように、部品に関する技術力も備えるべきだということだ。一時、巨大メーカーだったミノルタが厳しい状況に陥ったのも完成品の生産だけにこだわってきたからと分析している。
三星テクワンのソン・ヨンテク光デジタル生産チーム長は、「代表的な半製品は、携帯電話のカメラに内蔵されるレンズ(ビューパック)だ。2カ月前からこれを量産しているが、携帯電話メーカーに月500億〜1000億ウォン分の製品が販売されるものとみられる」と語っている。三星テクワンはプロジェクターに入る光エンジンモジュールも7月から量産している。
三星グループの李健熙(イ・ゴンヒ)会長は、今年4月行われた社長団会議で電子系列会社の事業の構造調整を議論し、各系列会社に「世界のトップ企業になるために核心部品技術を確保するように」と指示した。
LG電子も最近、喜びを隠せずにいる。米国連邦通信委員会(FCC)が段階的に、すべてのテレビ受像機にデジタルチューナーを付けたデジタルテレビを生産するようにしたためだ。デジタルチューナーのオリジナル技術はLG電子の米国子会社ゼニスが保有している。1年間のロイヤリティー収入だけでも1億ドルにのぼると予想している。
LG電子が2000年に開発した省エネ型冷蔵庫用圧縮機(リニアーコンプレッサー)が680リットルの冷蔵庫に適用されれば毎月の消費電力が50%も削減される。LGはこの部品技術が今後、冷蔵庫競争力の要になるものとみている。
河壬淑 artemes@donga.com






