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批判に直面する英労働党政権の「第3の道」

批判に直面する英労働党政権の「第3の道」

Posted August. 15, 2002 22:43,   

「第3の道は健在だ。強力かつ躍動的な経済を希望するならば、ひとまず社会正義をたて直すべきだ」

1997年の英国総選挙で、労働党に圧勝を与えた「第3の道」という政治哲学を成案した舞台裏の主要人物、デービッド・ミルバンド内相が、13日、英BBCテレビのインタビュー番組に出演、「第3の道」への擁護論を繰り広げた。

このところ度重なる悪材料でブレア首相の人気が急落し、同首相のトレードマークとされてきた「第3の道」も、やはり内外の批判に直面している。

ミルバンド内相は「第3の道」に根を置くブレアリズムは△出身よりは能力を重視する開放社会△権利に責任がつく強い市民社会△活発な外交で英国を欧州の主導国家にすることで圧縮できると説明した。

同相は、また「第3の道」が「左派の仮面をかぶったサッチャーリズム」にすぎないとの非難を意識したらしく「80年代の保守党は経済的効率を前面に出していたが『新労働党』は社会正義が先行して確立されるべきという立場だ」と強調した。

しかし、同相が強調した「第3の道」への擁護論は、大きな反響を呼び起こし難い実情だ。ブレア政権が経済成長においても大きな成果を上げられずにいるうえ、外交的にも、昨年9月11日の米同時多発テロ事件以降、過度に米国の反応をうかがっているという非難が絶えずに出ているからだ。

事情がこうなると、ドイツのシュレーダー首相とジョスパン前フランス首相も「第3の道」が何か理解し難いと、厳しく忠告した。はなはだしきは、労働党政権のプレスコット副首相さえ「第3の道」関連の本を、書店のミステリーコーナーで見つけたと、意味深いジョークを投げたくらいだ。ヘリティジ財団国際研究所の副所長、ヘレデール氏は最近、ワシントンタイムズ紙のコラムを通じて「第3の道を標ぼうし、政権についたブレア首相が延命しているのは、政策方向を伝統的な労働党政策から右翼側に転じたためだ。右傾化している欧州で、第3の道は退潮の道を歩むだろう」との見通しを示した



金正眼 credo@donga.com