
最後の「伝説」を分ける。
29日午後8時から大邱(テグ)W杯競技場で行われる韓国とトルコの2002韓日杯・3位決定戦。
決勝進出こそ果たせなかった両チームの対戦だが、世界はどの試合よりも興味深く見守っている。両チームともに、今大会で最大の番狂わせを演じた主役だからだ。
W杯初勝利を渇望していた韓国は、今大会でポルトガル、イタリア、スペインなどヨーロッパの強豪たちを相次いで倒して4強に勝ち上がった。トルコも、やはり54年スイス大会以降、48年ぶりのW杯出場で、一気に4強に勝ち進んだ。
▲両監督、「勝てる試合」さい配〓両チームは、いずれも勝利への執着が強い。フース・ヒディンク監督は「小さい決勝戦だ。3位の座は大事なもので価値もある。ベストメンバーで勝利を勝ち取る」と闘志満々だ。トルコのセノル・ギュネス監督も「譲歩はない」として、戦意を固めている。このため、当初、ベンチウォーマーたちを出して「親善試合」を行うのでは、という周囲の予想を覆して、勝てる試合」をさい配するものとみられている。
▲中盤の競り合い〓中盤の主導権を握れるかが勝負のカギとなりそうだ。両チームともに、世界的なスタープレーヤーを持たない代わりに、疲労を知らない体力とスピードで相手を中盤からプレスをかけ、瞬間的なカウンター攻撃でゴールを奪うプレーを武器としている。ブラジルが強力な攻撃サッカーで16得点して決勝に上がった半面、韓国は6ゴール、トルコは7ゴールで4強にまで進んだ。そのくらい、多くのゴールは決められなかったが、相手にもゴールチャンスを与えなかったことを意味する。韓国は、「殺し屋」金南一(キム・ナムイル)が負傷で出場が難しい状況だが、朴智星(パク・チソン)が肩代わりする予定だ。
▲ゴール前をかきまわす2人〓韓国の安貞煥(アン・ジョンファン)とトルコのハッサン・シャシュは、今大会を通じてワールドスターに躍り出た。26歳で同年の2人は、並んで2ゴールを決めている。安貞煥は、今大会を最後に代表を引退する黄善洪(ファン・ソンホン)の後を継ぐ次世代ストライカーの座をものにした。一方のハッサンも、ハカンシュキュルを抜いて、トルコの復活をけん引した。安貞煥がハッサンより1cm高い1m77の身長だが、体重は71kgで同じだ。優れた個人技を武器に、相手ゴール前をかきまわすプレーもよく似ている。
▲注目されるジョーカー〓トルコにはイルハン・マンシズという傑出したジョーカーがいる。セネガルとの準々決勝で後半に交代で投入され、延長4分、ゴールデンゴールをさく裂させ、一躍トルコの国民的英雄に浮上した。
昨年、トルコリーグで21ゴールを決め、得点ランキング首位タイに上るほど、抜群の決定力を見せている。ブラジルとの準決勝でも、交代で入り、最後までブラジルのゴール前を脅かした。
韓国は、確実なジョーカーだった安貞煥が先発で出場し続けてから、車(チャ)ドゥリがその役割を果たしている。ベンチを温めている尹晶煥(ユン・ジョンファン)と崔兌旭(チェ・テウク)にも、今回の試合でピッチを踏むチャンスが訪れる可能性が高い。
鞖克仁 bae2150@donga.com






