ソウル鍾路区(チョンログ)の世宗路(セジョンロ)交差点とソウル市庁前広場で繰り広げられた街頭応援が外国メディアを通じて全世界に紹介されてから、この一帯が外国人たちの間で新しい観光名所に浮上している。
韓国サッカー代表チームのワールドカップ(W杯)試合が行われる日はもちろん、試合のない日にも、ここに足を運ぶ外国人観光客たちの列は絶えない。
23日、世宗路交差点の近くにある世宗文化会館前で、カメラのシャッターを押し続ける米国人観光客のダナー・デモンさん(32・女)は「熱狂的な街頭応援の現場を直接見たくて駆けつけた。サッカーに対する韓国人の情熱を感じることができた」と話した。
ソウル市庁前広場で友人と一緒に記念撮影をしていた日本人観光客の広涑友香さん(25・女)は、「韓国人の印象的な応援が行われた現場をカメラに留めておきたかった。ここは、赤いシャツを着た韓国人たちの応援で、日本でも大変有名な場所になった」と語った。
外国人観光客だけでなく、韓国に滞在する外国人たちにとっても、この二つの場所は改めて訪ねてみたくなる名所になった。
2年前に韓国に来たというオランダ大使館のフランカー・バン・バンデルンさん(46・女)は、この日、世宗路交差点一帯をしきりにカメラに留めていた。バンデルさんは「ユニークな応援文化が芽生えた現場をぜひ写真で撮って、韓国での思い出に残しておきたかった」と話した。
市庁前広場のプラザホテルの社員、金ウクヨンさん(27)は「このころ市庁付近を通る外国人たちは、決まって写真撮影をしている。最近になって、ここを訪ねる観光客が一段と増えている」と話していた。
孫曉林 aryssong@donga.com






