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韓国PK戦でスペイン撃破!闘魂のアジア初4強!国民一丸の応援実る

韓国PK戦でスペイン撃破!闘魂のアジア初4強!国民一丸の応援実る

Posted June. 22, 2002 22:48,   

「天も地も、みんな我々の友軍だった」

グラウンドの太極(テグク)戦士たちは、体を投げて死にそうになるまで力を出し尽くした。4700万の国民は、心を一つにして勝利を祈願した。

勝利の女神は「デ〜ハンミングク(大〜韓民国)」の叫びにそっぽを向けなかった。

ワールドカップ4強は決して奇跡ではなかった。最後まであきらめない選手たちと全国民が勝ち取った真の世界4強だった。

4強神話が作られた瞬間、韓半島全土は歓呼で沸きあがった。この喜び、この感激をどう表現できるだろうか。

前後半90分、延長30分、120分の死闘でも勝負は決まらなかった。しかし太極戦士たちの目には、勝利への自信がひらめいていた。

全国民が手に汗を握って見守ったPK戦。3人目のキッカーまで3−3の接戦が続いた。

スペインの4人目はホアキン。とまどいを見せながらのシュートを、この日のヒーロー、李雲在(イ・ウンジェ)が軽く止めた。そして、韓国の5人目のキッカー、洪明甫(ホン・ミョンボ)。洪明甫が蹴ったボールはゴールをそのまま割った。5−3の劇的なPK戦勝ちを収めた瞬間だった。

国民の念願を背に負った韓国サッカーが、とうとう世界の4強に上がった瞬間、ソウルをはじめ全国各地の街を真っ赤に染め、喉が裂けるほど「大〜韓民国」「オ〜必勝コリア」を叫んだ国民たちは、互いに抱き合って勝利の喜びに酔いしれた。

22日、光州(クァンジュ)W杯競技場で行われた2002韓日W杯、準々決勝の韓国—スペイン戦。

優勝候補とも言われたヨーロッパの強豪スペインと戦った韓国は、延長戦にまで持ち込んだ死闘の末、0−0で勝負がつかなかったが、PK戦を5−3で勝利し、アジア初のW杯4強の地を踏む新紀元を切り開いた。

韓国は25日午後8時半、ソウル上岩(サンアム)競技場でヨーロッパの強豪、「戦車軍団」ドイツと待望の決勝行き切符をめぐって対戦することになった。

ドイツは、W杯で3度も優勝しており、国際サッカー連盟(FIFA)ランキング11位の強敵だ。

しかし、FIFAランキング5位のポルトガル、6位のイタリア、8位のスペインを立て続けに撃破してきた韓国にとって、ドイツは決して難しい相手ではない、との見方が強い。

この日、韓国は、8強にまで勝ち進んできたことを半信半疑していた外国の視線を一気に吹き飛ばすかのように、正々堂々と闘志あふれるプレーで、スペインを迎えて勝利する快挙を成し遂げ、全世界をがくぜんとさせた。

さあ、この勢いで決勝まで進もうではないか!