右派が、大統領選についで総選挙まで制するか。
フランスの下院議員を選ぶ総選挙の第1回投票が9日、行われる。577の選挙区で8424人が立候補、平均15倍の競争率となった今回の総選挙では、シラク大統領が率いる中道右派の圧勝が予想されている。
世論調査機関lpsosの調査の結果、大統領与党連合(UMP)などの中道右派が第1回投票で40%、社会党、共産党、緑の党の左派が36%の支持率を得るものと、日刊紙ル・フィガロが7日報じた。
第1回投票で過半数の支持を得た候補は、当選が確定する。
得票が過半数に満たない選挙区では、第1回投票で登録有権者の12.5%以上の得票率を得た候補だけを対象に、16日に第2回投票を実施、最多得票者が任期5年の下院議員に当選する。
各種世論調査によると、第2回投票まで行なった後、中道右派は300議席以上、左派は170〜210議席を占めるものと予想されている。この場合、シラク大統領の大統領選圧勝についで、西ヨーロッパの右派の勢いが加速化するという見方が支配的だ。
大統領選で突風を巻き起こした極右のルペン党首率いる国民戦線(FN)は、第1回投票で12〜15%を獲得するものと予想されている。
▲ついに同居政権を清算?〓話題が尽きなかった保革同居政権(Cohabitation)を清算するために、大統領の任期を5年に減らした後、初めて行なわれる総選挙だ。シラク大統領は、国政の円滑な運営に向けて、右派が「真の多数」になることを訴えている。ある世論調査では、左派支持の有権者の17%が、左右同居政権を防ぐために棄権すると答えた。
しかし、伝統的に一方に権力が集中することを拒むフランス有権者の特性が、意外な結果をもたらすとの分析もある。ル・フィガロは7日、第1回投票日が近づき、左派支持が上昇する傾向を見せていると報じた。
▲墜落する左派〓ジョスパン前首相の政界引退後、指導力不在とアイデンティティの危機にある左派の議席は、現在の314議席から100議席以上減るものと予想される。左派が「羽のない墜落」を続けているのだ。中道左派の日刊紙ル・モンドは8日付で「社会党まで勝利を期待していない」と伝えた。
左派の不振は、候補単一化の失敗にも起因する。シラク大統領の共和国連合(RPR)など、中道右派の政党連合体であるUMPは、551の選挙区で候補の単一化に成功した。一方、左派の社会党、共産党、緑の党は、34の選挙区だけ単一候補を立てた。
▲W杯と極右派〓特段の争点がないうえ、サッカー・ワールドカップ(W杯)というメガトン級の台風が押し寄せたことで、総選挙への関心が薄れている。有権者の棄権率が高まるほど、極右派FNの成績がよくなる。FNの支持者の投票参加率が高いからだ。予想議席は5議席以下だが、異変が多いのがフランスの選挙だ。
朴濟均 phark@donga.com






