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各部の来年度予算要求140兆ウォン 20兆ウォン査定削減へ

各部の来年度予算要求140兆ウォン 20兆ウォン査定削減へ

Posted June. 07, 2002 23:07,   

政府各部の2003年度の予算要求額が140兆ウォンを超えた。

しかし、企画予算処(予算処)は、来年には均衡財政を達成するため、最大限に予算の投入を減らす考えを明らかにしており、予算編成の過程で省庁間の摩擦が予想される。

予算処は7日、54の中央官庁の来年度の一般会計予算要求額は、132兆6000億ウォンで、今年度予算の105兆9000億ウォンより25.2%増えていることを明らかにした。

一般会計と財政融資特別会計(財特)を合わせると、中央官庁の要求額は140兆5000億ウォンで、今年度予算より25.5%(28兆5000億ウォン)増えている。

予算処の丁海鈁(チョン・ヘバン)予算総括審議官は「来年度予算案は、来年の経常成長率展望(7〜9%)に照合し120兆ウォンを超えない範囲で組む方針だ。このため要求額のうち20兆ウォンくらいを削減するしかない」と述べた。

各省庁が要求した新規事業予算のなかで注目されるのは△国公立大学講師約4000人に月200万ウォンずつの支援△理工系大学院生に対する3000億ウォン規模の奨学金支援など。

このほか、韓国に亡命した朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)住民の定着支援にあてるため、今年度予算150億ウォンより大幅に多い331億ウォンを要求した。共同墓地を整備するため地方自治体に121億ウォンを支援する事業も含まれている。

今年度予算に比べて要求した来年度予算の増加率(一般会計)がもっとも高い省庁は、中央人事委員会(399%)で、女性部(154%)、食品医薬品安全庁(133%)がそれに続いた。

一方、国防部は7日、今年度予算より12.7%多い18兆4444億ウォンを来年度予算要求額として編成し、予算処に提出したことを明らかにした。国防予算案は、軍の戦力投資費が今年度より14.9%多い6兆2903億ウォンで、経常運営費は11.6%増の12兆1541億ウォン規模で編成している。

軍の戦力投資部門では、空軍の場合、次期戦闘機(FX)に決まったF15Kの導入予算4918億ウォンなど、19の事業で1兆2672億ウォンを反映しており、海軍は7000トン数の韓国型駆逐艦(KDXⅢ)導入事業など、26事業に1兆330億ウォンを策定した。

また大統領専用ヘリコプターの導入と生物化学(BC)兵器防護司令部の創設、携帯型対空誘導弾など24の新規事業で3084億ウォンが組まれている。

国防部の関係者は「来年の国防予算案の特徴は、戦力投資の枠を現在の33.5%から34.1%に拡大し、国内総生産(GDP)での国防予算の割合を現在の2.8%から3%に増やしている」と説明した。



朴來正 尹相虎 ecopark@donga.com ysh1005@donga.com