落ち着きを見せていた豚の口蹄疫(こうていえき)病が、京畿道平澤市(キョンギド・ピョンテクシ)でも発生した。
農林部は2日、京畿道平澤市柳川洞(ユチョンドン)にあるボドゥル農場から、豚が口蹄疫に感染した疑いがあるとの届けを受け、獣医科学検疫員が簡易検査をした結果、このうち一頭に陽性反応があらわれ、精密検査に入ったことを明らかにした。
今回、口蹄疫に感染した豚が見つかった農家は、口蹄疫が最初に発生した京畿道安城市三竹面(アンソンシ・サンチュクミョン)にあるユルゴク農場から27km、先月19日、最後に口蹄疫が発生した安城市寶蓋面(ポゲミョン)のサムボン農場から約20km離れている。
なかでも、京畿道安城や龍仁(ヨンイン)、忠清北道鎭川(チュンチョンプクト・ジンチョン)など、以前に発生した地域以外で初めて発生したうえ、最初に発生した農場を中心に指定された境界地域(10km)や管理地域(20km)から外れていることから、防疫当局は緊張している。
防疫当局は、同日、口蹄疫感染の可能性のある農家の豚30頭を屠殺した。
また、3日までに口蹄疫の発生が最終確認されれば、この農家を中心に半径500m内で飼育されている豚や鹿などを屠殺し、地方自治体と軍当局の協力を得て、防疫線を張る方針だ。
朴重鍱 sanjuck@donga.com