Go to contents

「努力が報われる瞬間がきた」W杯陰の関係者

「努力が報われる瞬間がきた」W杯陰の関係者

Posted May. 30, 2002 22:50,   

ワールドカップ(W杯)前日の30日、これまでW杯を準備してきた人々は感動で胸が一杯だった。 W杯の開幕のため、見えない所で流した自分たちの汗と涙が、ついに実を結ぶようになったからだ。

全国10のW杯スタジアムの施設確保と管理を担当した、2002W杯組織委員会の建築士、金是亨(キム・シヒョン、35)氏の感動は、特別なものがある。

「W杯開催が確定した後に押し寄せた通貨危機で、新しく建てる競技場の数を減らし、ソウル麻浦区上岩洞(マポグ・サンアムドン)W杯競技場建設計画を取り消すべきだとする世論が激しく、先進サッカー・インフラ構築が駄目になる危機に面した時は、本当にどうなるのか心配で夜も眠れませんでした」。

98年10月、有名な建築設計事務所の建築士を辞め、ただ一つ韓国サッカーの発展を目的に、組織委員会に入った金氏にスタジアム建設を止めなさいということは青天のへきれきと同じようなものだった。

「今の私の言い方には力が入っているでしょう。まるで自分がすべての競技場を全部建てたように…。徹夜を繰り返した大変な記憶も、W杯が始まるその瞬間、雪が溶けるように消えてしまいそうです。私の手でつくった競技場でW杯が行われるのを想像するだけで、胸がどきどきします」。

2年前から上岩W杯スタジアム広報館とスタジアムで日本語案内のボランティアをしてきた李銀衡(イ・ウンヒョン、45、主婦)さんには、今回のW杯準備が個人的にも大きな意味があった。

「典型的な専業主婦から社会活動家に変身できる契機になりました。 完壁なボランティア活動のため、夜は日本語の勉強をし、日本語の資格まで獲得しました。また、ボランティアをしながら知り合った日本人の友人らと電子メールまでやりとりできる『国際的』な主婦に変わりました」。

「レッドデビルズ」会員の金弘逷(キム・ホンジュン、31)氏は、スタジアムと街頭で応援歌と掛け声を叫ぶ国民が増えるのを見る時たびに、今回のW杯のために微力ではあるが、何かをしたという自負心を感じる。

「今年の初めまでは、スタジアムでレッドデビルズ会員を除いては熱狂的に応援する観衆がほとんどいなかったんです。そのため応援するのが難しかったです。 その上、レッドデビルスが商業主義に染まったという非難を浴びた時はやる気を失いました」。

彼はW杯の開幕日に上岩スタジアムに広まる「デーハンミングッ(大〜韓民国、その後拍手6回)」「オ〜必勝コリア」など叫び声を想像しながら興奮を隠しきれなかった。

見えないところでW杯を準備してきた人々は「これまでは大変だったが、世界的なイベントに参加できてうれしい。今回のW杯が成功し、韓国のイメージを向上させる契機になってほしい」と口を揃えた。



朴民赫 mhpark@donga.com