カシミール領有権をめぐるインドとパキスタンの紛争が激化している中、最悪の状況を防ぐための国際社会の仲裁にむけた動きが本格化している。
南アジア諸国を歴訪中のクリス・パッテン欧州連合(EU)対外関係担当委員は24日、ムシャラフパキスタン大統領と会談し、立場を聞いた上で、緊張解消の方策を話し合った。
アナン国連事務総長は23日、声明を通して政治的方法による紛争解決を促し、パウエル米国務長官もムシャラフ大統領に2度の電話会談を通して自制を求めた。
米政府は、アーミテージ国務省副長官を来月4日に派遣、両国首脳と連続して会談する予定だ。このような状況で、ストロー英外相は23日、BBCラジオの会見で「(核戦争に)飛び火する可能性が大きい」と話した。
インドとパキスタンが24日、カシミール管理ライン(LOC)を挟んで8日目の激しい砲撃戦を展開したと、インド陸軍が発表した。双方の被害状況は、発表されなかった。
また、カシミール州の冬季の首都であるジャムから約80km離れたガトゥア地域ではパキスタンの砲撃でインド軍兵士ら2人が死亡し、10人が負傷したとインド警察が発表した。
インドは24日、フンザやラジュリなど管理ライン地域に戦略空軍と地上兵力を増強させ、155mmの曲射砲などを追加で配備した。パキスタンはシエラリオネなどに派遣していた兵士4000人など外国に駐屯させていた兵力を本国に移動・配備できるよう国連に要請する一方、国立病院に9904個のベッドと750台の救急車を拡充し、1万856人の医者に緊急待機するよう指示するなど、事実上戦時体制に突入した。
金晟圭 kimsk@donga.com






