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崔圭善被告、李会昌候補に米大学教授との会見をあっ旋

崔圭善被告、李会昌候補に米大学教授との会見をあっ旋

Posted May. 18, 2002 09:50,   

未来都市環境の代表、崔圭善(チェ・ギュソン)被告が、昨年6月、米カリフォルニア州立バークレー大学のスカラピーノ教授の李会昌(イ・フェチャン)ハンナラ党大統領候補への会見をあっ旋していたことが判明し、政界の新たな火種となっている。

与党民主党は、崔被告と野党ハンナラ党との関連疑惑を提起し、薛勲(ソル・フン)議員が暴露した崔被告のハンナラ党への20万ドル提供説への全面的な捜査を求めるなど、与野党は再び対立姿勢を強めている。

崔被告の弁護士、姜鋹盛(カン・ホソン)氏は17日、スカラピーノ教授の書簡を公開した。それによると、「崔氏は、私が何度も韓国を訪問したとき、金大中(キム・デジュン)大統領や李前総裁など韓国の各界指導者に会えるようにあっ旋してくれた」と明らかにしている。スカラピーノ教授は14日、同書簡をファクスで姜弁護士に送ってきた。

これに対してハンナラ党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンは、「崔被告が昨年6月、劉(ユ)スンミン元汝矣島(ヨイド)研究所長に電話をかけてきて『スカラピーノ教授が李前総裁に会いたいと言っている』との旨を伝えてきたので、李前総裁に報告したところ受け入れてくれた。しかし李前総裁は、すでにスカラピーノ教授に何度も会っていたので、崔被告が別段の役割を果たしていたわけではない」と釈明した。

同スポークマンは、また「当時、劉元所長が李前総裁に報告する際、崔被告のことは口にもしていなかったし、李前総裁がスカラピーノ教授と会見する席にも同席していなかった」と述べた。

しかし民主党の韓和甲(ハン・ファガプ)代表は同日、最高委員会の席で「スカラピーノ教授の書簡で『今年1月に龍山(ヨンサン)の在韓米軍基地の移転に関するセミナーで、崔被告に一度会ったことがある』とした李候補の主張がウソであることが明らかになった。崔被告が李候補に20万ドルを渡したとする薛議員の主張にも確実な証拠があることを立証するものだ」と主張した。

韓代表は「このようにウソを言う人は大統領になる資格がない。検察は薛議員の主張について、李候補だけでなく周辺人物や関連のあるハンナラ党議員たちに対しても徹底した捜査を行うべきだ」と求めた。韓代表は、さらに「検察が、もしきちんと捜査に乗り出さないのなら、それは韓国の検察ではなくハンナラ党の手下の機関だ」とも語った。

しかし韓代表は同日午後、鄭範九(チョン・ボムグ)スポークスマンを通じて「ハンナラ党の手下機関」発言は取り消した。



宋寅壽 金正勳 issong@donga.com jnghn@donga.com