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歯ブラシを歯根に当てて小さな円を描く〜正しい歯の磨き方〜

歯ブラシを歯根に当てて小さな円を描く〜正しい歯の磨き方〜

Posted April. 29, 2002 10:21,   

「3・3・3法を守って下さい。」

歯みがきをきちんとするだけでも、口臭や歯周炎などを一度に予防することができる。

虫歯を起こすミュータンス菌が最も旺盛に活動するのは、食後3分間。したがって一日3回以上、食後3分以内に歯をみがかなければならない。この時、一度に少なくとも3分以上ていねいに歯をみがく。だから3・3・3法と呼ばれるのだ。

通常は、歯ブラシを軽く握って歯ブラシの毛先を歯根に45度の角度で当ててから、歯1本1本に約20回ずつすくう動作で小さな円を描きながらみがく。上の歯をみがく時は、上の歯の歯肉の方から下の歯の方向に、下の歯をみがく時は、歯肉から上の歯の方向に円を描く。

前歯の内側は、歯ブラシを立てて真っ直ぐに歯の内側に入れてから、歯の傾斜に沿って大きな円を描くようにかき出し、奥歯の噛む面は歯ブラシを前後に動かしながらみがく。

歯周炎で口がにおったり血が出る時は、「バス法」でみがく。歯ブラシの毛1列を歯と歯肉の境目に深く入れ、手を軽く振動させる方法だ。血が出ても止めずにみがきつづけ、歯肉の炎症が治まれば普通の歯ブラシ法に戻る。

子どもは「フォンズ法」でみがく。口を若干閉じさせ、歯ブラシを直角になるように当ててから、歯と歯肉に小さな円を描くように歯ブラシを回しながらみがき、その次に口を若干開いてから歯ブラシを上下にみがきながら横に往復させる。親が歯ブラシを握って子どもの歯をみがいてやる時は、成人の一般歯ブラシ法に従う。

歯ブラシの毛は、断面が水平で硬すぎたり柔らかすぎたりしないものがよい。歯ブラシの頭の部分は歯を2、3本覆うくらいの2〜3cmの大きさが適当。歯ブラシの毛は、通常の人は3列程度、歯周炎がひどければ2列程度がよい。歯ブラシは、歯肉が傷つかないように2〜3ヵ月で交換すること。



李成柱 stein33@donga.com