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朴賛浩、厳しいデビュー戦

Posted April. 03, 2002 09:30,   

新しくなった朴賛浩(パク・チャンホ、29、テキサス・レンジャーズ)の姿と新しくなったレンジャーズのチームカラーに期待が集まったが、結果は失望に終わった。

朴は制球力の乱れから乱打されて降板し、大リーグ最強と言われたレンジャーズの中心打線は余りにも無気力だった。昨年ア・リーグ最多失点チーム(968点)となったレンジャーズの姿は何も変わっていなかった。

2日、オークランド・ネットワーク・コロシアムスタジアムで行われたオークランド・アスレチックスとのシーズン開幕戦は、1試合ではあったが朴とレンジャーズに今季の暗い先行きを予告した試合となった。

指名打者制のためナ・リーグより打力の強いア・リーグでのデビュー戦で、朴は先発5イニングで本塁打2本を含む9安打を浴び6失点し、シーズン1敗目を喫した。

ナイトゲームのため多少肌寒い中行われた同試合で、朴は右太ももにテーピングをして出場した。先月28日、オープンゲームのミネソタ・ツインス戦での太ももの負傷がまだ完治していないことを示す証拠だった。

ピッチングモーションで中心軸の右足に力を移すことができないからか、球に鋭さがなく、コントロールも言うことを聞かなかった。フォアボールは1つも出さなかったが、コーナーウォークができず、センターに球が集まった。

出だしから不安がよぎった。1回が始まるや否や安打とデッドボールで無死1、2塁の危機。幸いアスレチックス3番のハットバーグを2塁併殺打で誘導し、1回を無失点で抑えたが、2回にチャベスに右越え本塁打を打たれ初失点。3回にもジアンビとマネキノの連続安打に続きジャスティスに中越え2点を許した。安打を打たれた球は全てセンターかセンターの高いコースだった。制球ができない146kmの直球でア・リーグ打者たちを相手するのは無理というもの。

朴は9安打のうち本塁打2本を含む6安打をアスレチックス6人の左打者から打たれ、左打者に弱いジンクスをあらわにした。

一方、昨年ア・リーグ多勝王(21勝)となったアスレチックスの左腕の先発マーク・マルダーは絶妙な制球力と多様な変化球で朴と対照を成した。

3対8で負けたレンジャーズはアレックス・ロドリゲス−ホアン・ゴンザレス−ラファエル・パルメイロ−イバン・ロドリゲスに続く華麗な打線が、内野安打を2個取るのに終わった。

レンジャーズのユニフォームに着替えた初めての試合でイメージダウンした朴は、7日午前10時、テキサス・アーリングトン球場で行われるアナハイム・エンジェルスとの試合に先発登板してホームファンの前に初めて姿を現す予定。<黒澤朋子>



金相洙 ssoo@donga.com