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北朝鮮脱出者25人、今日ソウル到着

Posted March. 18, 2002 09:30,   

中国北京駐在のスペイン大使館に駆け込んだ後、中国政府の「国外追放」措置によって、フィリピンに移送された朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)からの脱出者25人は、大韓航空KE622便で18日午後5時20分(韓国時間)、ソウルに到着する。

政府当局者は17日、「脱出者25人は、18日午後1時40分、フィリピンのマニラ国際空港を出発し、夕方、仁川(インチョン)国際空港に到着する予定だ。彼らは、仁川国際空港で簡単な入国審査を終えた後、約1週間、政府関係省庁の合同審問を受ける」と述べた。

脱出者らはこの合同審問を受けた後、統一部傘下の脱出者の定着支援施設である「ハナウォン」で2ヵ月間過ごして、韓国社会への適応に必要な職業教育などを受ける。

脱出者25人は15日、フィリピンに着いた後、陸軍情報本部が準備した安家(旧大統領官邸所属の家)に滞在し、韓国入国に必要な書類の作成や手続きなどを終えたという。

政府当局者は「脱出者らは、韓国政府が現地に派遣した医療チームの診察を受けた。彼らは、スペイン大使館への駆け込みの過程で受けた心理的苦痛から回復し、ある程度安定感を取り戻している」と話した。

当初16日と伝えられた脱出者らの韓国入りが18日に延期されたことについて、外交通商部の李泰植(イ・テシク)次官補は「アロヨ比大統領が15日夜更けに、脱出者らへの健康診断後に韓国への移送を希望した韓国政府の立場に配慮するよう指示したことで、入国日が変更された」と説明した。



金影植 spear@donga.com