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李容湖被告、李享澤容疑者の土地を高価で買収

李容湖被告、李享澤容疑者の土地を高価で買収

Posted February. 01, 2002 09:44,   

「李容湖ゲート」を再捜査している特別検事(特検)チームは、金大中(キム・デジュン)大統領夫人の甥である預金保険公社の李享澤(イ・ヒョンテク)前専務に対して、G&Gグループ会長の李容湖(イ・ヨンホ)被告が朝興(チョフン)キャピタルを買収できるよう魏聖復(ウィ・ソンボク)朝興銀行頭取に働きかけた容疑(特定経済犯罪加重処罰法の斡旋収賄)などで、先月31日、拘束令状を請求した。

李享澤容疑者は、李起浩(イ・ギホ)前大統領経済首席秘書官と国家情報院などの国家機関に対して、宝物引き揚げ事業への支援を働きかけた代価として、収益の15%を受け取ることにした疑いが持たれている。

李享澤容疑者は、令状実質審査を申請したが、裁判所は2月1日午前10時半に審査を行った上で令状を交付するかどうかを決める。

特検チームは、李享澤容疑者が2000年8月に江原道鉄原郡(カンウォンド・チョルウォングン)の林野2万7000坪を李容湖被告に時価の2倍ほどの2億8000万ウォンで売却したが、その1ヵ月後に魏頭取に電話をかけていることから、こうした働きかけに対する代価であると判断し、その内容を令状の犯罪事実に記載した。

特検チームは、また李享澤容疑者の銀行口座に、数千万ウォンから最高1億〜2億ウォンまで、全部で数億ウォンにのぼる金が数回にわたって振り込まれたほか、H銀行の仮名・借名口座でも1億〜2億ウォンずつの金を入・出金を繰り返しながら資金洗浄をした証拠をつかみ、金の出所と使途を捜査している。

特検チームは、特に李享澤容疑者の関係口座から発見した1億5000万ウォン以上のまとまった金の中に、朝興キャピタル買収ロビーの代価として受け取った金があるかどうかを集中的に調べている。

車正一(チャ・ジョンイル)特検チームは、拘束令状の中で「李享澤容疑者の宝物引き揚げ事業は、国の綱紀をびん乱させた疑いがあり、検察に召喚される前に参考人と供述を組み合わせるなど、家族と本人が証拠を隠滅する恐れがある」と述べた。

令状が請求された李享澤容疑者は31日、特検チームの取り調べを受けた後、記者団に「物議をかもし申し訳ない」と語った。李容疑者は同日、ソウル江南(カンナム)警察署に留置された。

特検チームは、また李享澤氏の弁護人たちが「国家機関の事業に支援を要請したのは李容湖被告が株価を操作する以前のことで、特検の捜査範囲ではない」として提出した異議申請書と、「特検の捜査対象に当たる」とした特検チームの意見書を一緒にソウル高裁に提出した。

一方、特検チームは、早ければ2日に李起浩前経済首席を召喚する方針だが、これに先立ち1日には李容湖氏事件捜査当時にソウル地検長だった任彙潤(イム・ヒユン)前釜山(プサン)高検長を召喚し、検察内部と外部からの圧力や不当なロビーがあったかを取り調べる計画だ。



丁偉用 myzodan@donga.com · viyonz@donga.com