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米大統領、印度・パキスタンに自制求める

Posted December. 31, 2001 09:30,   

ブッシュ米大統領は29日、戦争の危機が漂っているインドとパキスタン情勢に関連して、両国首脳に相次いで電話をかけ、武力使用の自制と緊張緩和を促した。

ブッシュ大統領は同日、休暇を過ごしているテキサス州のクロファード牧場で、インドのバジパイ首相、とパキスタンのムシャラフ大統領に電話をかけ、重要な民主主義国家であるインドと、米国の対アフガン戦の主要協力国であるパキスタンの役割を強調しながら、両国の自制を重ねて求めた。

これに先立ち、インドのバジパイ首相は、ムシャラフ大統領からの両国首脳会談の提案を一蹴し、「インドは戦争を避けるために最善を尽くすが、インド国民はいかなる事態に対しても備えなければならない」と警告した。しかし、インドは、来週ネパールのカトマンズで開催される南アジア協力協議体(SAARC)首脳会議に出席するためにインドの領空を通過できるよう許可を求めたパキスタンの要請は受け入れた。

これに対し、パキスタンのサタール外相は、「インドからの潜在的な脅威に対処するために国境周辺の兵力を再配置した」と述べた。

インドは、14人が死亡した国会議事堂銃撃事件の背後にいるとして、パキスタンの2つのイスラム団体をあげ、彼らを処罰しないとテロリストの直接探索に出ると言ってパキスタンを圧迫している。



洪銀澤 euntack@donga.com