与党民主党の鄭大哲(チョン・デチョル)、金槿泰(キム・グンテ)、鄭東泳(チョン・ドンヨン)常任顧問、野党ハンナラ党の金徳龍(キム・ドクリョン)議員と李富栄(イ・ブヨン)副総裁ら「政治改革に向けた重鎮議員協議会」の議員5人は10日、来年の地方選挙の前に正・副大統領制と4年重任制を導入する改憲を行い、新しい憲法によって次期大統領選挙を行うことを提案した。
5人は10日、国会で記者会見し、「大統領の再任を禁じている、いまの5年単任制度の弊害はこれ以上放置できない状況に至っている。このため改憲を行い、副大統領をおく制度と、任期を4年とし、重任を妨げない、新しい制度を通じた責任政治を実現しなければならない」という認識を示したうえ「与野党間の合意を導き出すため努力するよう金大中(キム・デジュン)大統領に求めたい」と述べた。
また「大統領が与党の総裁を兼任することを禁止することによって、大統領が政争から離れて国政に専念できる環境を醸成するべきであり、党論を参考にするものの、所信によって投票できるクロス・ボーティング(交差投票)制度を国会法と政党法に盛り込み法制化しなければならない」という見方を強調した。そして政治改革の方策として、△スポークスマン制度の廃止△人事聴聞会制度の拡大△特別検事制度の制度化△政治報復の禁止・地域差別の禁止・親戚姻戚らの政治介入への禁止など3つの禁止法の制定△監査院の国会への移管などを提案した。
金正勳 jnghn@donga.com






