愼承男(シン・スンナム)検察総長の弾劾案が8日、開票監督への民主党議員の不参加をめぐる議論のすえに台無しとなったが、野党ハンナラ党は金大中(キム・デジュン)大統領の謝罪と民主党首脳部の辞任、愼総長の解任を求めており、政局は急激に冷え込んでいる。
通常国会が8日、来年度予算案など主要案件を処理できないまま会期を終えたことを受けて、与野党は近く臨時国会を召集する予定だが、与野党間の対立が激しくなる場合、それが予算案の処理にもひびくものと思われている。
ハンナラ党の李在五(イ・ジェオ)院内総務は9日の記者懇談会で、「愼総長弾劾案の票決には138人の議員が参加しただけに、弾劾案は事実上可決したに等しい」とし、「金大統領は帰国後、直ちに愼総長を解任すべきだし、愼総長も自ら退くべきだ」と求めた。
ところが、李総務は「10日の会議で臨時国会召集などが話し合われるだろう」と述べ、弾劾案の攻防と、民生法案の処理のための臨時国会召集に分離して対処する意思をほのめかした。
民主党の李相洙(イ・サンス)総務も「10日から国会予算決算委員会の計数調整小委員会を開き、予算案を18日までは成立させるつもりだ」と述べた。
これに先立って、国会は8日に本会議を開き、愼総長弾劾案に対する票決を行ったものの、民主党は弾劾案そのものが不当だとして開票監督に参加しなかったため、開票できなかった。
李萬燮(イ・マンソブ)国会議長は「開票をこれ以上進められないから、名札箱と投票箱を封印したまま保管しておき、国民や議員が願う時に開ける」として散会を宣言した。弾劾案は国会法上の期限(本会議への報告後、72時間内に議決)を越えた後、自動廃棄された。
票決にはハンナラ党議員136人全員と民国党の姜淑子(カン・スクジャ)、無所属の鄭夢準(チョン・モンジュン)議員の138人が加わった。民主党議員は本会議場に出席したが、投票には参加しなかった。一方、自民連議員は投票が始まるやいなや、退場した。
宋寅壽 issong@donga.com






