エルサレム市内で爆弾テロを起こした犯人は誰だろうか。
まだ身元が確認されてはいないが、最近の中東情勢とこれまでの自爆事件から見ると、パレスチナの青少年によるテロの可能性が高い。
英国BBC放送局は、「自爆は10代後半や20代のパレスチナ青少年によるものだ」とし、「自爆は怒りと挫折の表現手段だ」と伝えた。
同局によると、彼らは自殺爆弾攻撃をテロではなく「殉死」と受け止めているという。殉死者は教理にのっとって罪が許され、天国に昇るとのこと。
自殺攻撃組はイスラエルとの和平交渉に反対するイスラム過激派の「ハマス」と「ジハード(聖戦)」によって育てられると伝えらる。ハマスなどは学校や寺院、宗教団体などで信仰心の深い青少年を選抜し、思想教育を通じ「人間爆弾」として武装される。
また、自爆組の葬式を盛大に行い、遺族には惜しみない財政支援をしており、「志願者」が後を絶たないという。ジハードなどは自殺攻撃組が数百人に上ると主張している。
ジハードなどがイスラム青少年を政治闘争の「人質」にしている、と西側諸国が非難しているのも、このためだ。
尹 燮 lailai@donga.com