金融不正事件のいわゆる「陳承鉉(チン・スンヒョン)ゲート」と「鄭鍱逷(チョン・ヒョンジュン)ゲート」を再捜査しているウル地検は、MCIコリアの陳承鉉元副会長が昨年の4.13総選挙直前に行った政・官界ロビー容疑に対し、これから捜査する可能性もあると、22日明らかにした。
検察関係者は、「陳容疑者と丁聖弘(チョン・ソンホン)前国家情報院経済課長らが、政・官界を対象にしたロビー、そして救命ロビー疑惑事件にも関連しており、捜査が救命ロビー事件の限って行われるとは断言できない」と述べた。
しかし検察は、現在進められている捜査の目標は、陳容疑者がMCIコリアの金在桓(キム・ジェファン)前会長に渡した救命ロビー資金12億5000万ウォンの使途を糾明することだと語った。
これと関連して検察は、金氏が昨年10月、与党民主党の金芳林(キム・バンリム)議員と会った席に同席していた人の身元を把握し、間接的にこの人の出頭を求めている。
検察は、「金氏が金議員に金を渡す場面をこの人が目撃したかどうかは確実ではない」とし、「金氏を呼んで調査しなければならない」と述べた。
一方検察関係者は、「(金氏の出頭を)手をこまね待ち続けるわけにはいかない」とし、「23日まで待った後、金議員を先ず呼んで調査するかどうかを判断する」と述べ、金議員を先ず呼んで調査する可能性もあることを示唆した。
李明鍵 gun43@donga.com






