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カブール大統領宮の地下に黄金の遺物が埋まっている

カブール大統領宮の地下に黄金の遺物が埋まっている

Posted November. 08, 2001 10:06,   

アフガニスタンの首都カブールの大統領宮地下金庫に「バクトリアの宝」と言われる、2100年前の黄金遺物2万点余りが保管されていると英国タイム誌が6日報じた。

専門家らはこの宝が空爆で破壊され、タリバーンが溶かして使う前に国連が中心となって保護してくれることを望んでいると新聞は報じた。

この宝物は、旧ソ連の占領期の1978年旧ソ連考古学者らがアフガニスタン北部の王族の墓地で発掘したもので、真珠入りの王冠をはじめ、黄金彫刻像、ネックレス、ブローチ、アクセサリー、ヘアピン、ベルト、トルコ玉等が入っている。

発掘直後アフガニスタン共産政権の首脳だった、ナジブラ大統領はこれら宝を7つの箱にいれて、大統領宮地下の岩を削って作った天然金庫に入れた。金庫の外側は7つの鎖を付けた、鉄の扉を作った後、コンクリートで密封した。

7つの鍵をナジブラ大統領をも含み、7人で分けて保管したが、その内ナジブラ大統領ら少なくとも3人は死亡しているとタイムズ紙は報じている。

ユネスコアジア文化財専門家のクリスチャン・マンハット氏は「私達はタリバンが宝に近寄るのでは、と懸念している」とし「彼らはコンクリト壁を掘って中に入ろうとしたがまた成功してはいない」と語った。発掘作業に参加した、ビクトル・サリアー二デ教授は宝はすでに日本、英国、米国等のコレッション家の手に渡ったかも知れない。と懸念した。



phark@donga.com