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高学力の就職難、大手企業の入社競争倍率、過去最高

高学力の就職難、大手企業の入社競争倍率、過去最高

Posted October. 31, 2001 09:38,   

最近の激しい就職難を反映すうかのように民間企業や公共企業を問わず、採用競争倍率が100倍を超えている。また、働き口が決まっていない修士・博士・海外留学派らが学位別の特別待遇なしに大卒新入社員の採用にも応募するなど、高学力者の競争様相も厳しい展開となっている。

30日、民間企業および公共企業によると、最近大卒者に対する公開採用願書の受け付けを締切った現代(ヒョンデ)・起亜(ギア)両自動車メーカーの場合、300人の募集におよそ5万2000人の志願者が押し寄せ173倍の競争倍率となった。これは600人の募集におよそ3万人が押し寄せた昨年より3倍以上倍率が高まったもの。志願者のうち修士・博士学位の取得者の割合も13.9%に達した。

(株)大宇(デウ)の貿易部門が新たに改名した大宇インターナショナルも、今月中旬、随時募集の形で新入社員9人を募集したところ、1586人が殺到し、創業以来最高の176倍の競争倍率となった。志願者のなかには外国で大学や大学院を卒業した留学派も50人余り含まれている。同社は依然としてワークアウト(企業改善作業)の対象となっている。

SKグループは400人募集に2万4509人が志願し60倍の競争率となった。筆記テストの合格者1500人のうち韓国内・海外の修士学位所持者が24%を占めている。

系列会社のウォーカーヒルホテルは10人採用に1406人が志願し、供そう倍率は140倍。いわゆる名門大学出身がおよそ370人、海外留学経験者が約70人に上った。

LGテレコムは50人募集に6003人が志願し121倍、LG−EDSは300人募集に1万5000人が志願して50倍の競争倍率となった。

公共企業の韓国貿易投資振興公社(KOTRA)の場合、2002年度の新入社員21人を採用するため27日、願書の受け付けを終えたところ、2306人が志願して110倍の競争倍率だった。KOTRAの公開採用競争率は、99年38倍、2000年11倍、2001年45倍で、今回が過去最高の競争倍率となった。人気のない職種とされてきた繊維・重工業系にも高学力者らが大挙押し寄せている。

韓国・日本の合弁会社である東レ・セハン社は最近、大卒者新入社員の願書受け付けを締め切ったところ、およそ10人の募集に3016人が志願し300倍の高い競争倍率を記録した。



kkh@donga.com