敷地1万7968平方メートルに建坪1326平方メートル(釜山市長の官舎)、敷地1万5025平方メートルに建坪1751平方メートル(済州知事の官舎)。
殆どの地方自治団体が依然、大規模官舎を維持しており、年間数千万ウォン台の維持費を費やしていることから「現代式阿房宮」ではないかという批判が一部で提起されている。
むろん「豪華官舎」のみではない。一部の長らは「大きい建物が負担となり、住民らの空間として還すのが望ましい」とし、官舎を空いておいたところもある。
▲「豪華官舎」〓全国16カ所の市都知事用の官舎の敷地面積は総7万7745平方メートルに建物面積は9180平方メートル。
釜山(ブサン)市長の官舎の規模が最も大きい。スヨン区ナムチョン洞にあるこの官舎は、85年2月に竣工され当時工事費だけで41億ウォンが投入された。この市長夫婦は地下1階と地上2階であるこの官舎の1階で生活している。請願警察4人とお使い1人が常住している。
▲「子供の家」で活用〓沈完求(シム・ワンク)蔚山(ウルサン)市長は96年就任してから、官舎を「子供の家」として活用するようにした半面、本人は南区のダルドンの賃貸アパートで生活している。子供の家には64人が通っており雰囲気が心地よく会費も一般子供の家の70%くらいで希望者が常にあふれている。
催箕善(チェ・ギソン)仁川(インチョン)市長も5月、ヨンス区ドンチュンドンのアパートへと移した。その代わり、中区ソンハクドンの官舎は「歴史資料館」として活用している。
文喜甲(ムン・ヒガプ)大邱(デグ)市長と高在維(ゴ・ゼユ)光州(グァンジュ)市長は60〜70坪規模のアパート官舎で生活している。この市長らは「団体長としての業務を成し遂げるには全然問題ない」と述べた。
全羅南道(ジョンラナムド)ヨンアム郡は官舎を「郷土文化史料館」へと、慶尚北道(ギョンサンブクド)ボンファ郡は高等学生のための寮としてそれぞれ切り替えるなど、基礎団体の中には機能を転換させたところも相当数にある。
▲管理費だけで数千万ウォン台〓ほとんどの官舎には団体長夫婦だけが住んでおり、巨大な管理費を費やしながら、敢えて広い空間を維持する理由がないとの指摘が多い。
警備係りや家政婦、秘書などの給料だけでも年間数千万ウォンが掛かり、施設管理費などの維持費も最低1000万ウォンから3000万ウォンに至るからだ。
姜正勳 manman@donga.com






