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セリ、惜しくも2位タイ

Posted October. 09, 2001 09:05,   

最終日、逆転優勝の期待がかかっていた朴セリ(パク・セリ、24、三星=サムスン=電子)が米女子プロゴルフツアー・ 三星ワールドチャンピオンシップ(賞金総額75万ドル)で惜しくも2位タイに終わった。

8日、カリフォルニア州ヒードンブルックGC(パー72)で行われた最終日。朴は後半パットが乱れ、パー3でトリプルボギーを叩くなど、1打も伸ばせず、計7アンダー281打に終わり、この日、更に3打を伸ばして、計11アンダー277打を記録したドロシー・デラシン(21・米国)を追いつくのに失敗した。

朴は8、9番で連続バーディーを奪い「チャンピオン組」で対決するデラシンを1打差まで追い詰めたが、今大会72ホールを回る間、たった一回の3パットも記録していないデラシンの「神業のパット」の前では力不足だった。そして、ヴァレーヨ地域で少年時代を過ごしたフィリピン系移民2世のデラシンに、ヒードンブルックは「ホームコース」と言っていい。

この日、外信は「今年7月、朴に逆転勝ちしてジャイアント・イーグル・クラシックを2連覇したデラシンは、今大会2日目に続き4日目にも朴を押しのけるなど、大胆なプレーで米女子プロゴルフツアーの新しい強者として浮上した」と評価した。

一方、シーズン6勝目には失敗したが、朴は最高の栄誉にあたるシーズン賞金王に王手を掛けた。2位タイで賞金8万1500ドルを追加し、シーズン獲得賞金153万3009ドルをマーク、今大会10位タイ(2オーバー290打)に止まった賞金ランキングトップのアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に15万余ドル差まで追いついた。

これによって今月19日、濟州島(ジェジュド)で開幕される米女子プロゴルフツアーのスポーツ・トゥデー・CJナインブリッジクラシック(賞金総額150万ドル)は、今季賞金王タイトルの分岐点になる見通し。朴が優勝賞金22万5000ドルを追加する場合、一気に賞金ランキングトップに躍り出て、多勝部門でもソレンスタムと肩を並べることになる。



安永植 ysahn@donga.com