米国同時多発テロの黒幕とされるオサマ・ビンラディン氏の率いるテロ組織アル・カイダのナンバー2が、元医者でエジプト人のアイマン・アル・ザワヒリ(50)であることが明らかになった。
英BBC放送は24日、イスラエル消息筋による情報として、ザワヒリが同組織の事実上のナンバー2であり、11日の米国に対するテロ攻撃作戦を指揮した人物であると伝えた。
ザワヒリは、ビンラディン氏の精神的師匠アブドゥラ・アザム氏が1997年パキスタン・ペシャワールで車両爆発事故で死亡した後、同氏に続いてアル・カイダ組織の思想的支柱の役割を果たす一方、アル・カイダの資金調達を取り仕切っている。
また、エジプト人が中心となった武装グループイスラムジハードとアル・カイダの連合戦線構築に大きな役割を果たしているものとされる。
一部専門家らは、ジャワヒリをビンラディン氏の後継者と見ている。
98年アフリカのケニヤとタンザニア駐在米大使館爆破事件に関する本を執筆中のジャイルズ・フォーデン(Giles Foden)は、「ビンラディンがアフガニスタンのタリバン政権に約束した通りテロ活動から手を引くことになれば、ザワヒリがビンラディンの後を継ぐだろう」と話している。
1951年エジプト・カイロの医者の家庭に生まれたザワヒリは、幼い頃からイスラム原理主義を掲げる過激組織ムスリム兄弟団に加わった。同氏は1974年、カイロ大医学部を卒業し、外科分野で修士号を取得したが、テロリストとして81年のアンワル・サダトエジプト大統領暗殺事件に荷担した他、97年エジプトの観光地ルクソールで数十人の外国人旅行客を爆弾テロで死亡させた事件も背後で指揮した。
専門家らは、「ザワヒリは1970年以降イスラム過激グループによる殆ど全てのテロ事件に登場している」と話している。
kimsk@donga.com






