Go to contents

[社説]これで国政刷新といえるだろうか

Posted September. 08, 2001 10:13,   

李漢東(イ・ハンドン)首相の留任と大統領府の韓光玉(ハン・クァンオク)秘書室長を民主党代表に内定したのは、金大中(キム・デジュン)大統領の現実感覚に深刻な問題があることを示していると指摘せざるをえない。

李漢東首相—韓光玉民主党代表体制では、部分的な内閣改造を断行したにもかかわらず、国政刷新からは遠のく雰囲気すら感じられる。新「与小野大」政局への見通しも、協力政治よりは対決政治が、さらに深まるのではないかとの懸念まで抱かされる。

林東源(イム・ドンウォン)前統一部長官の辞退問題で、金大統領と金鍾泌(キム・ジョンピル)自民連名誉総裁の連立が解消した時、多くの国民は金大統領が今からでも少数与党という現実を受け止め、巨大野党の協力を求めて国民生活の安定化を図ることを期待していただろう。その期待は、連立与党という負担から抜け出すことができた金大統領がどんな人事をもって、国政刷新と与野党協力政治の枠組みを作るかに寄せられていたといえるだろう。

しかし、我々の判断では期待外れになったと言わざるを得ない。李首相を更迭する場合、後任がハンナラ党や自民連の反対で国会の同意を得にくくなることとか、韓秘書室長が次期大統領選挙の予備候補でないことから、民主党の管理型代表としては適任者だというのは、納得できない言い訳に過ぎない。今日の難局において、何がより重要であるかを知らない、あるいは国民が何を欲しがっているかにそっぽを向く「傲慢と政略の政治」だと指摘せざるをえない。

内閣への任命推薦手続きを終えた李首相は、自分の今後の行方に対する政治道義的避難を真剣に考えてみることが必要だ。一部の長官更迭だけで終わった新しい内閣からは刷新のイメージはほとんど感じられない。自民連は昨日、党総裁の李首相を懲戒処分した。韓国政党史上、党総裁が党に害を与えたとして除名されたことは今回が初めてである。こうした状況の中で、首相としてどういうふうに内閣をまとめ、国政を主導できるのか、疑問である。

大統領府の韓室長を民主党代表に内定したことに対し、党内の若手議員らの反発が根強い。このうち、3人の議員は離党も辞さないとして強く反発している。今までの人事刷新への要求とは裏腹に、いわゆる「身内体制」を強化するということに対する、理由ある反発である。ハンナラ党も背を向けている。このままでは、「与小野大」政局がうまくいくはずがない。

つまり、李首相の留任で内閣刷新の効果はなくなり、韓室長の民主党代表への内定で、党の刷新も宙に浮いたような感じである。世論や民心に背を向けたまま、名分と道義を無視している「傲慢と政略の政治」で、国政をどう運営していくのか、心配になる。