米クリントン前政権当時、国務省の北朝鮮担当官だったケネス・キノネス(58)が30日(現地時間)、韓国系米国人事業家デイビッド・チャン(57)から金品を受け取った事実と関連した利害衝突(conflict of interest・韓国の公職者倫理法違反に該当)の容疑に対して有罪を認めた。
31日付け米ワシントンポスト紙によると、キノネス容疑者はこの日、ニューアーク連邦地方裁判所でチャン氏が経営していた「ブライト&ブライト」を北朝鮮内における米軍の遺骨回収向け物品供給業者に推薦した際、チャン氏から新しい職場を勧められた事実を上司に報告しなかったことから利害衝突が発生した点を認めたと伝えた。キノネス容疑者はまた、チャン氏から受け取った金品について、連邦捜査局(FBI)と国税庁(FBR)に申告しなかった点でも有罪を認めた。
ロバート・トリセリ連邦上院議員(民主)の不法選挙資金の取り調べで検察側の重要証人であるチャン氏は、キノネス容疑者に3万ドル相当の高級乗用車を贈り、キノネス容疑者の末娘に5万ドルの奨学金を与えた他、同容疑者の長女を自身のホテルに就職させ2年間で12万1000ドルを支払ったとされる。AP通信は、キノネス容疑者がこれと関連して取り調べを受けてきたと伝えた。
キノネス容疑者が有罪を認めた容疑は、懲役5年の刑に25万ドルの罰金に該当するが、検察側と有罪答弁取引(plea bargain)をしたため実刑を受ける可能性は低いと見られる。
キノネス容疑者は1992〜95年、北朝鮮と米国の核交渉当時ヨンビョン核施設調査団を率いた経歴があり、97年に国務省を退職した後も非営利国際救援団体マーシー・コープス・インターナショナル(Mercy Corps International)の東アジアプロジェクトの責任者として北朝鮮にリンゴの苗木1万本を送るなど北朝鮮問題専門家として活動してきた。
チャン氏は90年代初め北朝鮮に穀物を輸出し、未受領の代金回収のためにキノネス容疑者とトリセリ議員に接近したものとされる。
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