韓米、脱北者の難民認定を推進

朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）を脱出して中国内に留まっている脱北者たちを、政治的難民として認定するための決議案採択が韓国と米国の議会で同時に進められる。

韓米議員外交協議会所属の韓国議員７名と米下院議員６名は１０日、ワシントンの国会議事堂で定例会議を開き、中国が脱北者らを合法的な政治難民として認定することを促す決議案を両国の議会に上程することで合意した。

会議に参加していた与党民主党の柳在乾（ユ・ジェゴン）議員は「北朝鮮を脱出して中国とゴビ砂漠などをさすらっている、数多い難民らが心地良いすみかを探し出せるよう、国際社会が中国政府に圧力を加える必要があるという判断から、このような決議案を推進することになった」と説明した。

一方、中国の公安当局は、２０００元（約２６万ウォン）の懸賞金を掲げ、大々的な脱北者の検挙に突入しており、同作戦が北朝鮮国境地域はもちろん中国全域に拡大されていると、香港の英字紙サウスチャイナモーニングポストが１１日報じた。

韓起興 eligius@donga.com