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航空機、集団欠航の危機

Posted June. 11, 2001 20:08,   

全国民主労組総連盟(民主労総)が12日から大掛かりなストを強行すると11日宣言した。史上初めての航空2社の同時ストが秒読みに入ることになり、航空便の欠航による乗客の不便はもちろん、国家経済に悪影響を及ぼすことが憂慮されている。

▲航空大乱の到来〓大韓航空のパイロット労組と大韓航空側は、同日午後から延長飛行手当など、15種類の手当の引上げ問題と「運航規定審議委員会」の労使同数構成問題などについて論議したが、合意に至らなかった。

労組は、午後2時に金浦(キンポ)空港近くの水産業協同組合の共同販売場の傍にある駐車場でゼネスト決議式を行い、一部の労組員たちはソウルの中央(チュンアン)大学に移動して篭城に入った。

交渉が土壇場で劇的に妥結されても、パイロットは運航前に12時間休まなければならないという運航規定に従って、12日の午前に出発する予定の大韓航空機353便のうちの相当数が集団欠航になるのは避けられそうにない。

アシアナ航空労組は同日、ソウル地方労働委員会の調停会議で、会社側が提示した基本給引上げ案(4.5%のベースアップの上、一部の社員は7%引上げ)を受け入れたものの、手当に関しては歩み寄らなかった。

もしストに突入すると、12日一日だけで大韓航空はおよそ5万5000人、アシアナ航空はおよそ2万人の予約客が航空機に乗れなくなる事態が予想される。一日の損失額は大韓航空が200億ウォン、アシアナは50億ウォンになるものと推算される。半導体、携帯電話、コンピューター、航空貨物の船積みにも蹉跌が生じて一日平均5700万ドルの輸出損失が予想される。

▲労働界の動き〓民主労総は整理解雇中心の構造調整の阻止と非正規職社員問題の解決、二桁の賃金引上げ、改革立法の成立などを目指して大掛かりなストに突入すると述べている。

段炳浩(ダン・ビョンホ)委員長は「まず、両航空会社など125の事業場の労組員5万5330人が大掛かりなストに入り、13日からはソウル大学病院などの保健医療労組所属の12病院でおよそ1万1000人の労組員が相次いでストに参加する」と明らかにした。だが、労働部は「殆どは部分ストに終るだろう」と見込んでいる。

一方、保健医療労組がストに参加する場合、主要病院を利用する患者たちの不便が予想される。

▲政府対策〓政府は11日、李漢東(イ・ハンドン)首相の主宰で労働関係閣僚会議を開き、民主労総の大掛かりなスト対策を論議した後、財政経済、産業資源、労働、建設交通部と企画予算処の5閣僚の共同名義で国民談話を発表した。

政府は、談話を通じて「雇用安定と日照りの克服に全国民が力を合わせている時期に、大掛かりなストは自制すべきであり、不法行為は許されない」と述べ、法定勤労時間の短縮などについては労・使・政委員会を通じて対話と妥協を通じて解決を図るよう求めた。

政府は「大掛かりなスト計画はせっかく回復気味を見せている経済に冷や水を浴びせるもので、対外信頼度を下落させて外国人投資の誘致も困難にする恐れがある」と指摘した。

最高検公安部は、大掛かりなストで不法行為が摘発される場合、ストを主導した人を全員刑事処罰するなど、厳しく対処する方針だ。



鄭用𨛗 yongari@donga.com