昨年、急激な為替レートの変動により、大手企業らが営業利益の最高13倍に至る為替差損を記録したことが明らかになった。このため金融圏では、為替リスクの管理が正しく行われていない企業に対しては、貸出し金利を引き上げる動きを見せている。
△為替差損の実態 = 金融監督院によると、外為危機以前は一日の変動幅が1—2ウォンに過ぎなかったウォン−ドル為替レートの変動幅が、昨年4・4半期(10—12月)以降10ウォン前後まで大きく増加した。これによって外国との輸出や輸入の取り引きが多い航空、海運、半導体業種の為替含み損が大きくなり、昨年上場企業の為替含み損は4兆35億ウォンを記録した。上場企業らは為替変動が激しくなかった99年には1兆6千億ウォン余りの外貨換算利益を記録した。
企業別に見れば、ハイニクス半導体が昨年、上場企業の中で最も多い4091余ウォンの為替関連純損失となり、韓国電力が4048億ウォンで2位、SKが4031億ウォンで純損失規模3位を記録した。
特に航空・海運会社の被害が大きく、大韓航空の場合、昨年226億ウォンの営業利益を上げたものの、2864億ウォンに上る為替関連損失を記録した。アシアナ航空、韓進海運の場合もほぼ同じ状況だった。
しかしSKグローバルの場合、上場会社の中で最も多い326億ウォン、三星(サムスン)SDIは315億ウォン、コリアデータシステムズが233億ウォンの為替関連純利益を記録した。
金融監督院関係者は、「航空・海運会社の場合、外国から借り入れた負債が多い上、施設などを取り入れる時に外国で募集した資金が為替レートの変動によって莫大な含み損を記録したものと調査された」と述べた。
△為替管理に失敗すれば貸出し金利上げ = 金融監督院のカン・ビョンホ副院長は10日、銀行会館で開かれた韓国金融研究院主催の為替リスク関連セミナーで、「これから銀行が企業への貸し出し基準を審査する時、当該企業の為替管理の現状を審査項目に含める計画だ」と明らかにした。為替リスクの管理が適切に行われていない企業に対しては、銀行の貸し出し金利を引き上げるということだ。
また、金融監督院は、企業の為替リスク管理現況に関する透明性を高めるため、為替関連公示制度を持続的に整備していく予定だ。特に企業の為替リスクを減らせるように、先物を為替取り引きする際の取り引き保証金を安くする一方、為替リスクやヘッジ関連の預金商品の開発を誘導する方針だ。
李勳 dreamland@donga.com






