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狂牛病 専門家診断

Posted February. 07, 2001 21:27,   

狂牛病の専門家達は、韓国国内では狂牛病の発生可柏ォは高くないと口を揃える。

最近問題になっている残飯の場合、韓国の農家では昔から豚の餌にやり、また、牛にもやっていた。が、これまで狂牛病が発生したことはなかったという訳である。

ャEル大学獣医学部のハン教授は、「残飯事態は問題にならない。しかし、万が一、狂牛病関連の変形蛋白質(プリオン)に汚染された動物性蛋白質が混ざっている可柏ォがあるので牛、羊、ヤギ、鹿などの反芻動物には食べさせてはいけない」と話した。

ハンリム大学医学部のハン教授は、羊やヤギ等の草食動物には自然発生的なTSE(狂牛病とヤギのスクラピー、人間狂牛病等の総称)が浮黷驕Bしかし、韓国人は昔から牛の背骨等を食べてきたが、狂牛病と関連のある変形クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)は報告されていない。また、英国では羊500匹当り1匹の割合でスクラピーが見られたが、羊の肉を好むイギリス人がこのために狂牛病にかかったという例はない、と断言している。一般的に種の障壁を超えて病気が伝染する可柏ォは少ないと説明している。

▽人間狂牛病の発生可柏ォは薄い。

ャEル大学獣医学部のハン教授は、羊と牛はプリオンの国「が似ているため感染した羊の副産物を食べた牛が狂牛病にかかったケースである」とし、「しかし、牛と人間のプリオンは30ヶ所以上の国「で違いが見られるので人に感染する可柏ォは殆んどない」と主張した。パク教授は、96〜99年、農村振興庁の支援で狂牛病診断開発を研究した。中央大学医学部のハン教授も人間にこの病気が発生する可柏ォは100万分の1の割合に過ぎない、と語っている。

ャEル大学獣医学部のハン教授は、「3年間2万6688匹に対し臨床観察を行い年間200匹に対しては精密検査を行ったが、国内の牛からは狂牛病の症状は見られなかった」としている。

▽安心は禁物

専門家は、政府が政策をきちんと推し進めれば、安心しても良い、と強調している。今回も政府の安易な対処のために今の事態に至った、と専門家らは指摘している。

96年からイギリスで狂牛病により年間数叙恤Cの牛を廃棄処分した際、国内の専門家らは対策を講じるべきだと口を揃えたが、政府は微動たりしなかった。

狂牛病専門家であるハン教授は、「当時、学界で肉骨粉や化粧品等関連製品を輸入禁止すべきであるとの提案を出したが、政府は国民を不安がらせるだけだとして、何の対策を講じなかった」と話した。 むしろ、当時の農林省は国内では動物性の飼料は輸入されていないとの偽りの解明までしたと付け足す。また、狂牛病の原因は、特殊蛋白質であるため、専門研究センターを作るべきだという提案もしたが、国内では狂牛病が発生していない、という理由で受け入れられなかったという。



ysshin@donga.com