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スポーツ10大ニュース

Posted December. 28, 2000 12:52,   

ニューミレニアム初のオリンピックが開かれた今年も、国内外のスポーツ界では様々な事があった。シドニー五輪での南北の同時入場は、全世界を感動させ、韓国サッカーの没落は韓国民を悲しませた。2000年世界のスポーツ10大ニュースを選んだ。

◇シドニーオリンピック南北同時入場、「小さな統一」

南北が同じ旗の下に、同じユニフォームを着てシドニー五輪に同時入場した事は、1896年、近代オリンピックが始まって以来、南北のピョンヤン(平壌)での首脳会談以来、朝鮮半島に和平のムードが訪れている事を全世界に示した歴史的な事件だった。

9月15日の開幕式で、180人の南北の選手団は、白の背景に空色の朝鮮半島が描かれた朝鮮半島旗を共に手にしたパック・ジョンチョル(朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮)、チョン・ウンスン(韓国)の両旗手の先導で、200ヶ国のうち96番目でスタジアムに登場した。南北の選手団は、五輪開催期間中、仲良く過ごし、依然とは全く変わった南北関係を肌で感じる事ができた。

◇韓国サッカーの墜落とヒディンク監督の緊急採用

韓国サッカーは今年をオーストラリアとニュージーランドで心地よく始めた。

しかし、本当に重要な大会である9月のシドニー五輪とアセアンカップ大会の本線では実力を出せなかった。特に、2002年のワールドカップサッカー大会を共同開催する日本や急成長している中国に比べると、逆に退歩していると批判された。結局、代表チームのホ・ジョンンム監督を更迭し、オランダのヒディンク監督を迎え入れた。幸い、韓国代表チームは、ヒディンク監督が観戦した韓日の親善試合では引き分けで勝負を終え、復活の可能性を見せた。

◇メジャーリーグのパック・チャンホ18勝の躍進、キム・ビョンヒョン旋風

94年、アメリカンドリームを夢見ながら、アメリカプロ野球のメジャーリーグに入門して7年。フルタイムでメジャーリーグにデビューして5年目にして、自己最高記録であるシーズン18勝をあげたパック・チャンホ選手は、来年の再契約では、年平均1500万ドル(およそ180億ウォン)の収入を上げる‘パック・チャンホ株式会社’の会長となる見込みだ。

キム・ビョンヒョンの躍進も見逃せない。メジャーリーグではみられないアンダーハンドスローで投げる投手であるキム選手は、入団2年目にして4勝5敗14セーブのすばらしい成績を上げた。

◇タイガー・ウッズ最年少グランドスラマー

「ゴルフの天才」といわれるタイガー・ウッズ(25、アメリカ)が最年少でグランドスラム(4大トーナメントで優勝)を達成し、新たな千年の始まりを飾った。

今年、メジャー大会での3勝を含め全シーズン9勝を記録し、賞金王(918万8321ドル)にもなった彼は、歴代平均最低打数(67.79打)を記録し、アメリカPGAツアーの‘今年の選手賞’を史上初めて3年連続授賞した。

◇テニスのイ・ヒョンテック、USオープンベスト16入り

イ・ヒョンテック(24、サムスン証券)選手が韓国テニスの歴史を改めた。9月、メジャートーナメントの1つであるUSオープンで、韓国人のテニス選手としては初めて本選3回戦に進出したのである。ピーター・サンプラス選手との準準決勝進出試合では負けたが、全世界から注目され、韓国人も世界舞台で活躍できるという自信を持つ事ができた。‘魔の壁’といわれる世界ランキング100位内に入ったイ・ヒョンテック選手は、今シーズンは90位を記録し、来年も‘第2の跳躍’をねらっている。

◇プロ野球選手協議会

プロ野球は今年、選手協議会で始まり選手協議会で終わった。1月22日、午前零時を過ぎるマラソン会議の末、75人の勃起人で出発した選手協議会の創立総会は、シーズンを終えた12月18日、社団法人化を目標にした定期総会へと拡大した。

執行部6人の球団からの集団放出をきっかけに200人の会員を集めた選手協議会と、これを阻止しようとする球団の対立は、来年も続く見込みだ。選手協議会が今後どのようにまとまるかによって、来年のプロ野球に大きな影響を及ぼすと見られる。

◇オリンピック銀メダルのさわやかな笑顔、「カン・チョヒョンシンドローム」

シドニー五輪女子エアライフルの銀メダルリストであるカン・チョヒョン(18、ユソン女子高校3年)選手。韓国にシドニー五輪初の金メダルを期待させたが、0.2点差で惜しくも銀メダルに止まった。当時、悔しさからひたすら空を眺めていた時のさびしい表情と、授賞式でのさわやかな微笑みは、全国民に強烈な印象を与えた。貧しい家庭で育ちながらも逆境を乗り越えた話が話題となりながら世間の注目を浴びる、一躍‘シンデレラ’となった。“カン・チョヒョン・シンドローム”とまで言われるほど。

◇フェンシング、ホッケーなど非人気種目もシドニー五輪で快挙

韓国はシドニー五輪で5年連続‘世界トップ10’入りの目標は達成できなかったものの、もっと貴重な成果をあげた。「スポーツの辺境」と言われるフェンシングとホッケーが予想外の金、銀メダルを獲得するといった快挙を成し遂げた。

男子フェンシングのキム・ヨンホ(29)選手は、フルーレで欧州の数多くの実力ある選手らを一人一人勝ち抜き金メダルを取り、非人気種目の‘悲しみ’を拭い去った。さらに、男子ホッケーは、練習場さえない現実を乗り越え、強敵のパキスタンに勝ち、‘涙の銀メダル’を手にした。

◇韓国女子ゴルフのパック・セリ選手、LPGAで無冠

韓国女子ゴルフの看板スターであるパック・セリ(23、サムスンアストラ)選手が2000アメリカLPGAツアーで優勝できず、多くのファンが失望した。去年までは2シーズン連続4勝をあげ、「プロ2年目のジンクス」を破った事から、気を抜いたのだろうか。

アニカ・ソレンスタムと16勝を共にあげたコーリン・カンを専門キャディーに迎え入れたパック・セリ選手が2001年にはよみがえるだろうか。

◇宣銅烈選手20億ウォンの誘惑を振り切り、引退

もう1年選手生活を引き延ばし、弱腰で臨めば20億ウォン(2億円)の巨額を手にできる誘惑を振り切るのは大変だったはずだ。ソン・ドンリョル(宣銅烈・現韓国野球委員会の広報委員)は随分と悩んだが、結局最高の選手らしくけじめをつけた。所属チームの日本プロ野球中日ドラゴンズに優勝を贈ったその年に、ソン・ドンリョルは引退の決心をし、1月27日、永久帰国した。