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内紛に追い込まれた韓赤

Posted December. 21, 2000 11:32,   

張忠植(チャン・チュンシク)総裁の`北朝鮮こき下ろし'発言でひどい目にあった韓国赤十字社(以下韓赤)が、今回は事務総長の辞退問題のために内輪もめに追い込まれた。韓赤のこのような内部葛藤は、本来の任務よりは対朝事業を進める過程で発生した緒問題が一つの原因になっているとの点で注目される。

対朝支援と南北赤十字会談は、韓赤が人道的なレベルで進めている事業に過ぎない。韓赤の主要任務は災難救護、血液事業、社会奉仕、病院事業など、人道的な奉仕精神を実現するところにある。ところが、政府が韓赤を通じてあらゆる対朝支援を始めたため、韓赤が南北問題に深く関わるようになり、この過程で一連の事態が浮上したのだ。

問題は、去就に関わる問題が取りざたされている張総裁が朴基崘(パク・キリュン・60才)事務総長の辞退を促し、朴総長がこれを拒否することが、見た目にも良くないばかりでなく、韓赤のイメージにも大きな打撃を与えたとのことである。

今回の事態に関しては、韓赤の内部にも意見の衝突がある。韓赤の労働組合も、張総裁を支持する民主労総の加入者と、内務人事としては珍しく事務総長になった朴総長を支持する韓国労総の加入者が対立している。

韓赤関係者の多くは、二人の葛藤の直接的な理由は、第2次離散家族相互訪問の際、朴総長が張総裁に日本行きを薦めたものの、張総裁の帰国後、世論が一層悪化してしまったことだと見ている。

これに対して張総裁は「総裁として就任した8月、保健福祉相が『総裁が変わると総長も交代することが慣行だ』と言いながら(朴総長に)辞表を出してもらうことを薦めたが、私が年末に先送りした。(朴総長が)停年も迫っているから後進のためにも勇退する方が望ましいと思った」と葛藤説を否認した。

韓赤の関係者は「朴総長が休暇を終えた30日に辞表さえ出してもらえば事態は収拾されるだろうが、赤十字人のあらゆる社会奉仕への努力が南北関係に追い込まれたことで、イメージが毀損されたようで歯がゆいばかりだ。実は南北関係の正常化へとスンナリ運べなかった国家情報院と政府側により大きな責任がある」と語った。



金影植(キム・ヨンシク)記者 spear@donga.com