
ソウルウォーカーヒルホテルのカジノのベテランディーラーであるウ・ヒョジョン(30)さんがエッセイ集「ディーラーには恋する自由も無い」(チョンオ)を発表した。これまでの9年間、一攫千金を夢見る賭博士らとのゲームに関する話である。
ウさんは大学生の時は、タレントを志望していたが、カジノの華やかなイメージに魅了され、ディーラーになった。しかし、「ディーラーは美貌よりは体力」というのが彼女の体験論である。一日8時間を終始立ったまま働き、その間緊張感を無くしてはいけないからだ。彼女も時には、とんでもない失敗をして、困った事がある。
「去年は5000万ウォンのかかっているバカラテーブルをすすめている最中、顧客のカードをうっかりオープンした事があります。幸い、そのお客様が勝ってよかったんですが・・・」。
彼女は、入社まもなく、香港から来た二枚目の顧客に愛を告白され、心を揺るがされた事もあるという。しかし、彼女は顧客とディーラーは断固してプライベートな関係にあってはいけないという会社の規則に従った。
尹正勳(ユン・ジョンフン)記者 digana@donga.com






