
百潭(ペクタム)寺の住職が大麻を吸い、検察に摘発され拘束、起訴された。僧侶が大麻喫煙容疑で拘束されたのは初めてである。
春川(チュンチョン)地検の車東彦(チャ・ドンオン)副部長検事は12日、大麻を吸った江原(カンウォン)道インジェ郡百潭寺の住職、金石東(キム・ソクトン、38歳、法名:得愚)を大麻管理法違反などの容疑で拘束、起訴した。
検察によると、金容疑者は97年5月初旬、 百潭寺の住職室で大麻をたばこのように乾燥させ吸うなど、これまで2回にわたり「座禅の時の眠気を追い払う」という名目で大麻を喫煙してきたことが明らかになった。
検察の調査結果で、金容疑者は江原道の数ヶ所に大麻を栽培、供給してきた黄(ファン)某氏(43、拘束収監中)から大麻を手に入れ、普段は住職室の鉢嚢に隠しておき、吸ってきたことが明らかになった。
検察関係者は先月末、「金容疑者拘束の直前に検察首脳部を通して、仏教界と政界からの裏工作がかなりあった」とし、「これを退け拘束を強行するや、一線の検察庁幹部と担当検事に対する組織的な妨害があった」と捜査過程での困難さを吐露した。
特に仏教界の幹部は、「僧侶の麻薬服用の事実が世間に知られた場合の、仏教界に与える影響を懸念し、禅房に入れ10年間光を見させないようにする」と、検察に対して強力に圧力をかけたと伝えられた。
河宗大(ハ・ジョンデ)記者 orionha@donga.com






