
「韓国の青少年たちが、自分たちの使用したものを売りお小遣いを得るという姿に大変感心しました。どんな観光名所を観るよりも印象的でした」
11日午後、5泊6日の日程で韓国を旅行中のアメリカ人、アルバート・ノーマン氏(55歳、ワシントンDC在住)。彼は数日前にソウル中区(チュング)の国立医療院横の空き地で開かれた“N世代(新世代)の市”と、質素に生きる青少年たちに出会えたことが、今回の旅行でもっとも大きな収穫だったと明るく笑った。ノーマン氏は「何年後かに再び韓国を訪れて、全国各地の『のみの市』をたずね歩く計画」だと話した。
“これがソウルで人気の観光名所”。来年の‘韓国訪問の年’と2002年ワールドカップ大会を前に、ソウル市が最近外国人観光客700名を対象にアンケート調査を実施、‘ソウルの名所30選’を発表した。とりわけこの中には風変わりな喫茶店や韓国人の生活現場を垣間見ることのできる昔からの市場、地域住民行事などが多く含まれ、人気を集めている。
▽異色テーマカフェ
ソウル麻浦(マポ)区の弘益(ホンイク)大学近辺に位置するマジックカフェや変装カフェは、独特な雰囲気と客が直接参加できる各種プログラムで、外国人観光客らを引き寄せている。
98年にオープンしたマジックカフェの‘アレキサンダー’は、20坪余りの空間の中で毎晩、20代の若いマジシャンらが様々なマジック公演を行っている。低価格(飲み物を含め1万5000ウォン)でこじんまりとした空間の中、不思議なマジックを直接目の前で見られるのが売り物。
変装専門カフェ‘解熱剤(ヘヨルジェ)’は、専門変装者と、仮面、かつらなど各種変装道具を取り揃え、誰でもしたい格好に変身させてくれる。日本の有名観光ガイドとテレビで紹介され、最近は日本の若い観光客らが立ち寄る名所となった。
また近くの‘サムジスペース(煙草入れの意味)’はお茶を飲みながらロックグループのライブ公演や写真美術品などを観賞できる、複合文化空間として人気が高い。
▽在来市場
開場以後50年間、干魚物だけを扱ってきた‘中部市場’は、交通の便の良さから最近は観光客らが必ず立ち寄る名所となった。2300件あまりの小さな店舗が密集しており、韓国の味を直接体験できるのが特徴。また清渓川(チョンゲチョン)8街の裏にある‘黄鶴(ファンハク)洞万物市場’も観光客らの‘必修コース’。‘ケミ(蟻)市場’‘トケビ(お化け)市場’として知られる同市場を探して来る観光客は、各種電子製品やアクセサリーなどを市価より20〜30%安く購入することができ、珍しい骨董品も見物できるため、かなり面白いと口を揃える。
▽地域住民行事
韓国人の簡素な生活を垣間見ることのできる‘緑色市場’や‘N世代の市’を訪れる観光客も増えている。ソウル市と各自治区が運営している住民生活市場である‘緑色市場’は、おもちゃ、衣類、電家製品などを持っていけば、状態によって価格をつけたり他の物と交換してくれる。また青少年らの物々交換市場である‘N世代の市’の様子をビデオカメラに撮る観光客も多い。
その他にも、美しい夜景を楽しめる南山(ナムサン)、20年以上の歴史を持つ方背(パンベ)洞のカフェ通り、守門将(スムンジャン・宮殿などを守る武官)の交代式などの伝統再現行事も観光客らが足を向ける名所だ。






