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米戦闘機、軍事分界線越境 : 北朝鮮、米に謝罪要求

米戦闘機、軍事分界線越境 : 北朝鮮、米に謝罪要求

Posted October. 27, 2000 19:47,   

米軍の戦闘機2機が木曜日の午前11時22分頃、軍事分界線(MDL)を越える事件が発生し、北朝鮮側が金曜日、これに強く反発、米国側に謝罪を要求した。軍事分界線を越境した米軍の戦闘機は25日から始まった韓米連合訓練であるトクスリ(鷹)訓練に参加するため、東海岸に止まっている米空母キティホーク艦より発進した最新鋭F18戦闘機で、韓半島(朝鮮半島)の地形に慣れていないために起った事件と思われる、と軍関係者は語った。

駐韓米軍司令部は「訓練に参加中の2機の航空機が不注意により、木曜日、軍事分界線を越境したと発表し、駐韓米軍と韓国空軍の警告無線信号が操縦者に伝わるや否や航空機は方向を変え、軍事分界線の南側に安全に復帰し、現在、調査が進行中である」と明らかにした。

駐韓米軍は「このした事実は板門店(パンムンジョム)を通じて、北朝鮮当局に伝えられた」とし、「国連軍司令部の軍事停戦委員会は、最近数回にわたって発生した北朝鮮軍の軍事分界線の越境事件と今回の事件に対する論議のため、北朝鮮軍代表との会談を板門店にて行なうことを提案した」と付け加えた。