韓国野党・ハンナラ党の李会昌総裁は24日、大田(デジョン)市のホンイン・ホテルで開かれた高麗大行政大学院の「国政全般における危機とハンナラ党の役割」をテーマとした講演とドマ市場で開かれた西区庁長選挙の支援有勢を通じて「南北関係は加速が問題であり、内政は減速が問題だ」とし、「危機の本質は信頼の危機、システムの危機、リーダーシップの危機にある」と政府を非難した。
同総裁は北朝鮮政策を辛辣に批評し、「北朝鮮の『低レベル連邦制』は『高レベル連邦制』の前段階であり、連制は金日成と金正日を首領として仕える体制」だと主張し、「我々は自由民主主義を絶対に諦めない」と声を上げた。
特に「米国のクリントン大統領が北朝鮮を訪問する際、次期大統領の当選者と充分に話し合うようお願いする。意見が一致しない場合、見通しのつかない否定的な影響が及ぼされる可能性がある」と述べた。
また経済問題も取り上げ、「現代グループの危機は受益性がない北朝鮮投資が原因」だとし、「現代問題を深刻に認識しない場合『第2の大宇グループ』になる可能性もある」と指摘した。また「IMF危機が大田・忠南(チュンナム)地域に近づきつつある。経済危機の影響が地方にまでみちている」と非難した。
李総裁は「3金(金大中・キムデジュン、金泳三・キムヨンサム、金鍾泌・キムジョンピル)」との差別化にも気を使って「民主党(与党)と自民連(第2野党で与党と連携している)は金大中大統領と自民連の金鍾泌名誉総裁は、お金と権力で政党を治めたが、わが党は党員が民主主義で総裁を選んだ民主政党」だと強調した。「わが党に対する様々な謀略が出ているが、月が出ると至るところで嫉妬する声が高まるもの」と話した。
宣大仁(ソン・デイン)記者 eodls@donga.com






