ソウル・アジア欧州連合首脳会議(ASEM)が19日開幕する。韓国の大統領が、中国や日本、東南アジア諸国連合(ASEAN)の10カ国と欧州連合(EU)の15カ国の首脳らを一堂に招き、首脳会議を開くということは、韓国の歴史において初めての事であるだけに、それが象徴する意味はおおきい。
今後21世紀の世界の歴史が、アジアと北米、欧州を3つの柱として展開されるとするならば、三角関係でもっとも小さな一辺を成していたアジアが、ヨーロッパとの関係をASEMという会議を通じて強化するという構想は大変時宜を得ている。さらに、世界化の流れが一層加速化している今日、アジア、中でも韓国としては思い切った多角化を通じてバランスの取れた世界的な経営を営むのが、何よりも賢明な未来指向的な世界化の戦略であるはずだ。
今回ソウルを訪れる欧州の首脳は、21世紀新たに浮上しているアジアの中で、韓国をパートナー的存在として尊重している欧州15カ国の代表だ。EUは去年も韓国に63億ドルを投資し、アメリカや日本を凌ぐ第1の投資国の座を守った。
貿易においても、EUはアメリカや日本に続き、韓国の3番目の貿易国であり、去年の対EU輸出高が205億ドルに達したほど、第2の輸出市場でもある。韓国が経済危機を乗り越える過程でもアメリカよりも債権額が多かったEU諸国が、もっとも積極的に満期を延長し、第2の資金支援に同調した。また、EU諸国の韓国への投資は、1995年から1999年まで年平均91.9%の高い伸びを記録した。
政治外交分野においても、EUは金大中大統領の対北政策を積極的に支持し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)との政治的対話を人道的支援を通じて、南北の直接交渉を促す環境造成にも寄与した。
EUは、朝鮮半島の核兵器の非拡散のための朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)事業にも参加しており、韓国政府との協議のもとで北朝鮮に、去年末まで1億3500万ドル、今年は1900万ドル規模の食糧支援と500万ドル規模の人道的支援を行った。
今後韓国とEU間の相互理解と協力関係の強化は、非常に重要な国家戦略的意味を持っている。政府がソウルASEMを国家的イベントではなく、重要な中長期的外交政策の一つとして活用する理由もそこにある。
今回、政府がASEMの新規事業としてユーラシア超高速情報通信網の構築、ASEM奨学事業、情報化格差の解消事業、世界化に関する円卓会議などをフランスや日本、スウェーデンにそれぞれ共同提案したのは、ASEMをより実質的な協力事業の方向へと発展するよう誘導し得るものと思われる。
私たちは、ソウルASEMが、韓国が21世紀の世界舞台で堂々と肩を張り、成長するための賢明な国家戦略と外交戦略のひとつとして理解し、成功するよう惜しまず国民的支援をするべきだ。






