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発表ばかりで実践はない

Posted October. 05, 2000 19:23,   

頻繁に行なわれる会議と、掛け声だけの騒々しい政策発表を乱発している現政権は、羊飼いの少年の寓話を思い起こさせる。金大中(キム・デジュン)大統領がIMF(国際通貨基金)体制を克服したと宣言して1年にもならない。しかし、また第2のIMF危機論が広がるほど状況が悪くなっているためである。企業のリストラだ、金融改革だと言って、数多くの政策が発表されているが、きちんと施行されているものはなく、信頼を失くしている。

水曜日、大統領主宰で確定し、発表された4大部門12大集中実践課題が代表的な例である。この日提示された課題は、2期経済チームが発足した時と、金融監督委員会が去る9月22日発表した2段階金融調整推進計画(ブループリント)の2番煎じ、3番煎じに過ぎない。新しいことと言えば、大統領が直接指揮を執り、経済を建て直し始めたことしかないのが実情である。

問題は2、3回発表だけし、具体的に実践されているのかが目に見えないという点である。企業のリストラの核心である、不良経営企業の判定基準は、当初の予定より5日遅れ、それも十分な検討もないまま、5日発表された。大宇(デウ)自動車と韓宝(ハンボ)鉄鋼売却が元の木阿弥に戻った。大宇自動車を10月20日までに売却するという金融監督委員長の言葉。そして、10月末に優良銀行の合併を既成事実のように言っていた財政経済相の言葉が空約束になる可能性が高い。

金泳三(キム・ヨンサム)政権は数多くの改革をしたが、結局IMF(国際通貨基金)危機という不名誉を浴びて終わってしまった。新経済5ヶ年計画という旗印を立て、金融実名制、不動産実名制、外換制度改革、税制改革、金融総合課税、部品・素材産業育成など、短期間で画期的な対策を出したが、きちんと実践されなかったためである。

無政府状態にまで行ってしまった医療分業のように、きちんと準備もされない状態で改革コンプレックスに押されるがままに、あれこれと政策ばかり発表することでは信頼を失うだけである。大統領主宰の頻繁な会議や、美辞麗句で固められた発表よりは、将棋の「卒」のように一歩ずつしか前進できないが、後退しない姿勢で一つずつ実践することがもっと重要である。